ジョスナラ・ベグムさんは、2005年最貧困層グループのメンバーになりました。
ある日、夫のリキシャが盗まれてしまい、収入がなくなり食糧もなくなってしまいました。そこで彼女はCOLIから5,000タカのローンを借りリキシャを購入、夫はふたたびリキシャ引きの仕事をはじめることができました。その返済も終わり、あらたに5,000タカを借りて、米、豆、油やせっけんを売る行商の仕事を始めました。
しかし、子どもたちの結婚などで再び家計が苦しくなってしまいました。そこで、COLIのアドバイスを受けながら、野菜づくりや池で魚を育てる仕事も始めました。
こうして、彼女は短い期間に自らの収入で家族を養うことができるようになりました。今彼女は、貧困のサイクルから抜け出すことができたのです。
(モハマド・アワル/ジュニアフィールドオフィサー、COLI)
(写真:ローン返済も終わったリキシャと夫と)
取り残された人びとのエンパワメント