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 チャンタラさんはとても貧しい家庭で育ち、6人姉妹のうち誰も学校に行ったことがありませんでした。ある日、少女グループのミーティングでPAPRIが学校に行っていない少女たちのための識字教室を始めると聞いて、チャンタラさんは興奮しました。クラスが始まるのが待ち遠しく、両親にも話をしました。両親は最初、家の仕事や妹の面倒を置いて教室に行かせることはできないと反対しましたが、授業の内容と時間を聞いて理解してくれました。チャンタラさんは毎日、家の仕事をしてから教室にきて熱心に勉強しています。

 この教室や少女グループのミーティングでさまざまなことを学び、もしお母さんに教育のチャンスがあったら自分たち家族はもっと幸せになっていただろうと感じるようになりました。そこでチャンタラさんは、自分が学んだ知識を近所の人たちに伝える努力をするようになりました。勉強をして、将来は地域の子どもたちのための仕事につきたいと思っています。

(ハリマ・カトゥン/AFEPセンター・ファシリテーター、PAPRI

取り残された人々のエンパワメント