15-2.jpg

私の名前は、スルジョラニです。私の夫は、家具屋での仕事と魚獲りの仕事をかけもちで働いていますが、収入はわずかで日々家族全員が食べていくことさえ難しく、服を買うことも子どもたちに学校を続けさせることもできませんでした。そんな時PAPRIのスタッフに出会い、私は最貧困層グループメンバーになりました。そこで少しずつ貯金をし、5000タカのローンを借りることができました。そのお金で夫の家具作りのための資材を買い、同時に私は竹細工づくりの研修を受け、その技術で商売を始めることができました。

夫が市場から竹を買ってきてくれ、私がカゴを作り、それを夫が市場で売ります。このようにして私自身が収入を得る手段を得たことで、夫の給料と合わせて家族を養うことができるようになりました。娘と息子は学校を続けることができています。また私の収入で井戸を設置し、周辺の家の人たちにも役に立つことができうれしいです。私は、子どもたちが教育を受け、将来は社会にとって望ましい人間となってくれることを夢見ています。

Md.ナシールウッディン/コミュニティオーガナイザ―、PAPRI

取り残された人々のエンパワメント