JJSの活動地・ボクルトラ村は、ベンガル湾のすぐ近くにあるため地下水の塩分濃度が高く、井戸が使えません。そのため雨期に池に雨水を溜めて生活用水として使っていますが、堤防の高さが足りず2009年5月のサイクロン「アイラ」襲来時には塩水に浸かってしまいました。そのため、JJSは地域住民と一緒に堤防と3つの池の再掘削工事を計画し、2010年7月に全ての工事が完成しました。
堤防はアイラと同規模の水位上昇に耐えうる高さになり、池の容量も大きくなったので足りない水をくむために1.5キロメートル離れた水場へ通う時間を節約できるようになりました。
(マハブル・ラーマン/プロジェクトコーディネーター、JJS)