「せっかくブッダガヤーにいるんだから、ラージギル行ってきたら?」
1カ月半のインド研修のうち半分以上を同行し、指導してくれている理事からの
アドバイスを受けて、先週末の日曜日、行ってきましたラージギル!
ラージギルとは、出家したブッダが修行に入ったり、説法をしたりした地ということで有名で、山々に囲まれたところ。
行くなら一人ではなく、地元NGOを運営し、自宅の2階部分の一部を私の宿泊場所として
貸してくれている(もちろんお金は支払っていますよ!)方の家族と行くのがいいだろうって
いうことで、いざ出陣。
朝7時出発、夕方5時戻りが目標の日帰りツアーの始まりです。
「ヒロミは前へ」と言われ助手席に座って、後ろを振り返ると
「あれ?この女性は誰ですか?」って人が一人。
失礼じゃないかな、と思いつつ、いつもいろいろ世話を焼いてくれる女性
(世話になっている男性の弟のお嫁さん)に聞いてみると、
「私の母よ。よろしく!」とのこと。
ああ、ラージギルに行くから実家から呼んだのね、と納得し
楽しみにしてくれていてよかったな、と思っていると、
どんどん子どもたちが乗るわで、最終的にドライバーと私を含め、
12人のご一行様に。日本だと9人乗りぐらいな車なんですけどね。
ちなみに、私は、この世話になっている家に住んでいる子どもたちの
親戚関係をいまだに把握できていません(笑)。
ラージギルに着くまでには、案の定、男の子が酔って吐いちゃったり、
赤ちゃんが車の中を縦横無尽に動き回ったりと大騒ぎ。
到着までの2時間弱はあっという間でした。
で、ラージギルのメインスポットのラトナギリという山に登ることに。
上へはリフトで登ろうね、と話していたのに、いたのに!
「リフトは壊れているから徒歩で」と無情の宣告。
ここで帰るのはもったいない、とみんなでがんばって登りました!
上の写真は、まだ舗装されている道があった、3分の1ぐらいの高さの休憩スペース。
でも、みんな既にぐったり。
唯一私が持ってきていたミネラルウォーターはこの時点で、
みんなに回し飲みされ、空になりました。
その後の道は岩と砂という足場の悪いもの。
女性はみんなサンダルだったので途中から脱いじゃってましたね。
そして、40分ほどで登った頂上はとーってもいい眺め。風が気持ちよかったです。
頂上には、日本山妙法寺が建てた仏塔があるんですよ。
お寺をお参りしたら、金平糖っぽいものをいただけました。
ラージギルの近くにあるナーランダーにも足を伸ばしました。
上の写真は、5世紀に建設されたという仏教大学の遺跡。
緑の敷地に茶色のレンガの建物の跡のコントラストが素敵でした。
さて、私が知っている名所はここまで。
この後はどこに行くのかな?と思っていると、ここからが、意外と長かった!
ミュージアムと、きれいな公園、そしてもう1つミュージアム!をまわって、
帰途に着いたのが5時過ぎでした。
家に着いたのは7時をまわっていたでしょうか。
帰りの車中は、行きとは打って変わってみんなが睡魔に襲われ静かなものでした。
でも、すっごく楽しかったです。みんな、一緒に来てくれてありがとうね。
勝井