8月6~8日の3日間、いわき駅前の商店街を会場に、恒例の「平七夕まつり」が開催されました。93回目を迎えた今年、双葉郡からいわき市へ避難しているみなさんにも通りを彩る笹飾りを作ってもらおうと呼びかけ、大熊、富岡、浪江、楢葉、広野、双葉の各町、そしていわき市の社会福祉協議会が参加。交流スペース「ぶらっと」でも、利用者やボランティア、スタッフが精魂込めて笹飾りを作りました。材料費などの必要経費については、(株)JXホールディングスから助成をいただきました。
それぞれに趣向を凝らして作られた笹飾りは、会場各所に設置され、道行く人々の目を楽しませました。飾りに取り付けられた願い事を書いた短冊に目を留める人もいました。
仮設住宅の集会室や、期間中イトーヨーカドー内に設けられた製作会場で、おしゃべりしながら飾りを作ることで、普段顔を合わせない住民同士の交流にもなったようです。全員が初めての経験で、最初は大変だったと思いますが、みなさん楽しみながら製作に参加してくれたと聞いて、実施してよかったと感じています。
6日の午前中はシャプラニール主催のいわき訪問ツアー「みんなでいわき」のメンバーが七夕まつりの設営をお手伝い。
8日の祭り終了後には、JXホールディングスの社員ボランティア11人が、飾りの搬出、竹の片づけなどを手伝ってくださいました。
7日に行われた「笹飾りコンテスト」の表彰式では、参加した上記の町・団体へ特別賞が贈られ、受賞したみなさんもとても喜んでいました。
今から、「来年はこうしよう」「あそこはこうした方がいいね」といった声が聞こえてきています。