早いものでネパールに到着してから2ヶ月半が過ぎました。

水の国バングラデシュから山の国ネパールへ。

南アジア文化圏でありながら、その多様性に改めて驚くことが

しばしばあります。街中で若い女性たちのノースリーブ姿を見ると

最初は本当に驚きました。でも最近は「あ、涼しそう…」と自然に

受け止めることができるようになってきました。

さて、ネパールの首都といえばカトマンズですが、カトマンズ盆地

の中にカトマンズを含む三つの都市があることを知っていましたか?

その三つとは、かつては異なる王国であったカトマンズ、パタン

(ラリトプール)、そしてバクタプールです。それぞれに王宮があり、

ネワールの伝統的な町並みが随所に残る素敵な場所です。

私の家はパタンの南方にありますが、建物が隣接する中心地と

違って空き地も多く、牧歌的な風景が広がっています。

夜になると虫の声やカエルの声が聞こえてきて、バングラデシュの

村で過ごした時間を思い出させてくれます。でも何より気に入って

いるのは、山並みです。夕方、少しずつ山並みが青く沈んでいくに

つれ、山を這うように広がる町に一つずつ灯りがついていく様子は

本当に美しく、部屋の電気を消して眺め入ってしまうほどです。

では少しだけ風景のお裾分けです。

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灯りの下で暮らす人々の生活を想像しながら、これからのネパール

滞在のなかで少しでも多くその姿に触れて見たいと思っています。

それではまた、ナマステ(さようなら)。