金曜日に3日間の出張から戻ってきた。盛りだくさんのスケジュールだったので疲れ果てて、メールチェックもそこそこに寝てしまった。

ら、土曜の朝からインターネットがつながらない。最初はラインはつながっていたが、メールを受信しようと思っても、普段の100倍くらい時間がかかる。コーヒーをのみながら様子を見ていたが、とうとう途中で接続すら切れてしまった。最悪だったのは、先週の月曜あたりから自宅電話がつながらなくなってしまっていたこと。

インターネットプロバイダとの契約では、ケーブルからの接続ができない場合でも、ダイヤルアップ(電話を通じて)で同じ時間帯の利用が可能となっている。もちろん電話代はかかる。しかし、これがダメでもあれがある、という選択肢があることが肝心なのに、それがきかないとなってはお手上げだった。

そこで、週末のもう一つの楽しみである映画(DVD)を見ることにした。バングラデシュ駐在時代には見向きもしなかったのに、帰国してからヒンディ映画の面白さにはまってしまった私にとって、ネパールは天国のような場所。仕事の帰りにDVD屋をのぞいては、おもしろそうな映画を買っては週末に見ている。

安物DVDだと英語字幕が入っていないことが多々あるが、そんなことはあまり気にならない。ラブロマンス、コメディ、社会派、歴史ものなどなどジャンルが多種多様なので従って楽しみ方もいろいろある。例えば衣装。都会の若者を主役にしたものであれば、洗礼されたファッションが目の保養になるし、村を舞台にしたものはバングラデシュの生活を思い出して楽しめる。

コルカタを舞台にしたギャング映画Companyでは、女性たちがベンガル地方特有の木綿のサリーを着ていたのには感心した。これで、時代考証ならぬ地域考証の確かさが判るというもの。大好きなMain Madhuri Dixit Banna Chahti Hoonは、既に10回以上は見ただろうか。

Iqbal.JPG最近のお気に入りはクリケットをテーマにしたIqbal。インドやバングラデシュの国民的スポーツといっても差し支えないクリケットが大好きな聾唖の少年が、様々な困難を乗り越えて最後はナショナルチームメンバーに選ばれるというストーリーで、見ているだけでハッピーになれる映画だ。

1850年代のベンガル地方を舞台にしたMangal Pandeyは、「セポイの反乱」を題材としている。私も世界史でも習った記憶があるが、同じ事件が現代インドでは第一次独立戦争として捉えられており、その口火を切ったマンゴル・パンデイが英雄として描かれていた。誰から見た出来事として描かれるかで、これだけ視点が異なるものかということを実感させてくれた映画だった。

ネパール語が習得できたら、次に目指すはヒンディ語!と心に誓う次第である。