実は今日(1月12日)NHK・BSの生放送に出演した。「アジア・クロスロード」という1月から始まった新番組で、アジアに暮らす日本人に電話でインタビューをするというもの。事前に告知をするのが照れくさく(失敗すると恥ずかしいし)ブログで紹介できなかった。

テーマは「ネパールの冬」 寒さにまつわるあれこれを、自分が撮った写真と共に紹介した。

冒頭、キャスターの女性から「今気温はどのくらいくらいですか?」と聞かれ、「20度ちょっと下回るくらいだと思います」と答えたところまでは良かったが、その後「今朝はぐっと冷え込んで1,2度だったと思います」と言った。

さっきネパール政府の気象予報局(Meteorological Forecasting Devision)のホームページを見たら、カトマンズの最低気温は4.0度。ええ、違うじゃん。昨日の気温が最低気温が0.7度で、今朝も寒い寒いと家をでたのですっかり0度近くまで下がっているだろうと思ったのに。しまった。

ネパールの新聞の天気予報は「今日の予想最高気温18-20度、最低気温1-3度」とか、とってもアバウトなので、まあそう意味でも当らずも遠からずなんだけどさ。と自分を慰めたりして。

面白かったのが、わずか5、6分の出演でも事前の手間ひまをかけているということ。12月からディレクターの人とメールや電話で打ち合わせをしながらテーマを決めて、いろいろと写真を撮影。1月に入ってからは、それにそって大まかな流れを決めていくというもの。電話回線の調子を確認するために電話を受けたりと、本当に手間がかかる。短いコーナーでもこんなに丁寧に仕事を進めていくのだと知った今では、テレビの見方が変わってしまいそうだ。

いざという時のために携帯電話(放送中これも東京とつながっていた)を耳に当てて控えていたスタッフが「そんな大変な思いをするなら先に収録しておけばいいのに」と言っていた。それも一理あるけれど、カトマンズと今電話がつながっている、そんなライブ感を楽しめるのは生放送ならでは。見ていた人に「ふーん、ネパールって結構寒いんだ」とか「なんだかのんびりしていて楽しそう」とか、興味を持ってもらえたらそれが一番。

と、なんだかんだ言って楽しんでいたのでありました。