今日はバンダ(ゼネラルストライキ)だった。
朝から友人と買い物に行く約束をしていたのだが、彼女の車が使えないということになったので現地集合と変更した。このところ不順な天候が続き、午後や夕方に雨が降ることが多かったのであいにく自転車は事務所においてある。たいした距離でもないので歩いてでかけた。
<車はほとんど走っていなかった・パタン>
バイクは沢山走っているものの車は数えるほど。タクシーも2,3台しか見かけない。いつもマイクロ(乗り合いバン)が止まっている場所にはリキシャがいて、乗らないかと声をかけられたが(誘惑をぐっと抑えて)断り歩き続けた。
25分ほどでパタン旧王宮そばの約束の場所に到着。王宮周辺は2日前からネワールのお祭りをしているとかで、交通規制がされ、ボランティアの子どもたちがロープを張って通せんぼしている。政党が呼びかけたバンダよりも徹底して自転車すら通さないため、自転車に乗ったあるおじさんは「もっと手前に看板でも出してくれればいいのに、ここで止めるなんて迷惑な!」と怒り散らしていたが、私にはその気持が良く理解できた。
地元ネワールの人々が民族衣装に身を固め、古の都ヤラ(パタンのネワール語の呼び名)を歩く姿は確かに絵になるが、周辺へ及ぼす影響も顧みずにこういうことをやってしまうのもどうだろう??と思わずにはいられなかった。今日がバンダじゃなければ王宮周辺は大渋滞に見舞われていたことだろう。
2年前の民主化運動の真っ只中、外出禁止令が出されようとも道の半分近くを占領してマチェンドラナートの山車を作り続けていたこの人たちのことを想い出し、今さら止めるわけないだろうなと(到底理解はできないものの)納得した。
<ネワールの民族衣装を着た人たち・パタン旧王宮にて>