今日はアフガニスタンの大統領選挙が行われ、既に開票が始まっているそうだ。インターネットなどのニュースを見るとタリバンの襲撃で死傷者が出たり、投票そのものができなかった地域もあったという。人々が自分の意見を表明することができない状況があるというのは本当に悲しいことだ。

かくいう日本も来週末に衆議院議員選挙が行われる。在外の私たちは一足早く投票が始まった。こちらの投票期間は19日から23日。事前に在外選挙人名簿に登録してあることが前提で、手続きには1ヶ月ほどかかるのが面倒といえば面倒だが、1回登録を済ませてしまえば居住地に変更などがない限り投票ができる。

私は事務所のスタッフに断って、今日1時間ほど早めに事務所を出て日本大使館にある投票所へ足を運んだ。大使館内に特設された投票所に行きまず最初に一枚の書類に必要事項を記入して「在外選挙人登録票」と「パスポート」を提出、それと引き換えに投票用紙(小選挙区と比例代表の2枚)、封筒などを受け取る。そのあとブースに移動して、大きなファイルから自分が登録されている地域の立候補者を確認して記入し、封筒にいれて封をして係りの人に手渡しする。記入漏れがないかを確認してもらい、立会人の署名が入ると投票終了。初めての経験で少し緊張したが係りの人が丁寧に教えてくれたので助かった。ありがとうございました。

大使館の方の話によると昨日今日の2日間で投票したのは16名、選挙人登録している在ネパール日本人が90名弱というので、まだ出足は鈍いようだ。きっと皆仕事などで忙しく平日は難しいのだろう。アフガンのように自国にいても投票すらままならない状況におかれている人たちがいる一方、海外にいても投票が出来る自分を考えるとどれだけ恵まれているかを考えずにはいられなかった。