東日本大震災から丸3年を迎えました。

交流スペース「ぶらっと」では「あの日から3年」という話になると、あっという間だったとも思えるし、気の遠くなるほど長かったようにも感じる、また、もう3年も経ってしまったのかと愕然とする、という声も聞かれます。

11日の「ぶらっと」は、2時46分を一緒に過ごすために朝からたくさんの方がいらっしゃいました。テレビでは先週末から震災について取り上げて、地震や津波の怖さの再確認、原発事故の検証など多岐にわたる内容で各局が放送に力を入れていたように思います。「ぶらっと」に集まっているみなさんのほとんどが「怖くてテレビがつけられない」、「津波の映像をうっかり観てしまい、震えが止まらなかった」、「怖くて一人で家にいられない」、とこの特番放送に恐怖感さえもっていました。こうして「ぶらっと」で皆さんと話をしていると、改めてこの震災が現在進行形であることを思い知らされます。

この日は、あえてお互いに「あの日何をしていたか」や「震災後の3年」という話はせずに、普段のおしゃべりをしながら過ごしました。私には、集まった皆さんの気持ちのどこかに ”何かおもしろい話題を無理にでも探して、この機会にできるだけ声を出して笑ってしまおう”、とでもいうかのように大声で笑いながら一日を過ごしていたように見えました。そこには、泣いたり悲しんだりしても仕方ない、という思いがあるように感じました。CIMG6673 (400x300).jpg