こんにちは!
広報インターンの澤田です。
お美しい菅野さんの民族衣装の姿見たさに、私も講座に参加してきました!
(※もちろんそれだけの動機ではないですが…)
今回の講座では、ネパールで青年海外協力隊として二年間生活した当会菅野職員が自分自身の経験に基づきネパールの魅力・観光スポットを紹介しながら、当会のネパールでの活動についてもお話しました。「ヒマラヤとジャングル、雄大な自然を味わう2大ツアー」と称して、オススメの2大スポットのレクチャーから講座はスタート。
ます1ツアー目。
①エベレスト街道トレッキング編
エベレスト街道とは、エベレストベースキャンプまでを結ぶ山道のことで、今回の目的地はベースキャンプの手前、標高5545mにあるカラパタールです。往復14日間の壮大なトレッキング。頂上を目指して歩き続けると、自分の身長より大きい荷物を運ぶ現地の方や、動物のヤクやロバに出会うこともしばしば…この地域は山岳地帯のため、荷物は全て人や動物で運ぶそうです。
上り続けること数日間。途中で天空の村ナムチェに到達します。ここはナムチェバザールがとても有名で、標高3440mに位置するとは思えないほど栄えています。ここではトレッキングに必要なものは何でも揃うらしくホテルやレストランのみならず、インターネットや本屋さんまで充実していました。
ナムチェで高度に順応した後はまた上に、上に…
高山病との闘いで、酸素が薄いので夜中に呼吸が苦しく目覚めてしまうこともあるそうです。標高が高い分、シャワーは体を冷やしてしまうので命とり。水の要らないシャンプーで頭を清潔に保つとか。
そうはいっても、目的地カラパタールからの景色は絶景です!!この写真がスクリーンに現れた時には参加者から驚嘆の声が聞こえました。ここまで綺麗だと辛い行程も吹き飛んでしまいますね!私も挑戦したくなりました。
②ジャングルサファリ(チトワン国立公園)
ネパールと言えば、ヒマラヤ!というイメージを持つ方が多いと思いますが、うって変わって南側にはジャングルが広がっています。本日2つ目のツアーでは、南の地域チトワン郡にある国立公園をピックアップします。
この国立公園ではトラ、サル、シカ、サイなど約500種類もの動物が生息しています。この国立公園で人気なのがゾウの上に乗って国立公園を回るアクティビティです。ゾウに乗っているので、川もそのまま渡れ、サイなどの野生動物も間近で観察できちゃうのが特徴!
他にも、年末にはエレファントフェスティバルやゾウのポロやサッカーが催されます。
この地域チトワン郡はもともとタルー族が住んでいました。タルー族のみが、この地域に生息するマラリヤ蚊の耐性をもっていたからです。しかし、マラリヤ蚊が駆除されてからは他の民族もこの地に住むようになりまた。他の民族も居住する今では、タルー族の文化を伝える取り組みもなされています。
そんなここチトワン国立公園のすぐ隣に私たちの事業地チトワン郡マディ市があります。
マディ市では毎年雨季になると洪水の被害に苦しんでおり、私たちはここで洪水に強い地域づくりプロジェクトを2011年より開始しました。(詳細はコチラ)菅野さんからの防災事業の説明には参加者の方々もより一層真剣に聴かれているようでした。
質疑応答では、参加者のネパールへの高い関心が見受けられる高度な質問が飛び交いました。また参加者の半数以上がネパールに足を運んだことがあるとのことで、参加者同士の情報交換も行われ、参加者全員にとって有意義で講座になったように思います。参加者からは「防災プロジェクトが参考になった」「ご自身の経験と感想からの紹介が、リアリティがあり、興味をひかれた」などの声があがりました。
最後に
お恥ずかしいことに、ネパールの知識がほとんどない私にとって今回の講座は今までのネパールへのイメージより鮮明に形づくられる機会となると共に、参加者の皆さまの熱いネパールへの想いに脱帽致しました。今回のシャプラバを通してシャプラニールという団体、ネパールの自然の雄大さをより知ることができ、ネパールに行きたくなるとても充実した二時間でした!
素晴らしい時間を作ってくださった、菅野さん、参加者の皆さま、ありがとうございました!
《参加者募集中!》
次回のシャプラバは、講師に自立援助ホーム「あらんの家」ホーム長の浜田進士さんをお招きして
~子どもの権利条約30周年、日本とバングラデシュの現場から~と題して、2月8日に開催したします。
ぜひ奮ってご参加ください。