(2020年8月1日更新)
予定していた緊急救援活動が概ね実施の目途が立ちましたため、緊急救援募金の募集を終了いたします。ご支援いただいた皆さま、誠にありがとうございました。また活動を実施する際には、再度募集をさせていただきます。なお、各地での活動の完了報告は随時、収支報告は後日改めて、シャプラニールの公式サイトにて掲載いたします。
シャプラニールの活動地であるバングラデシュ、ネパールでは、各国政府による厳しい新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、これまでにロックダウン政策などが取られました。そのため、経済の停滞の影響で日雇い労働者など仕事を失った人々は飢えに直面。そして、こうした困窮した生活により、これまで以上に児童労働のリスクが高まると国際労働機関(ILO)は警鐘を鳴らしています。
シャプラニールでは、緊急救援活動として、貧困世帯への食料配布、また現金給付等の支援、さらにはコミュニティラジオを通じた新型コロナウイルス感染症に関する正しい情報を発信する活動も支援も実施しました。討していきます。これまでの活動詳細は以下「支援活動報告」をご覧ください。
支援活動報告
・バングラデシュ/サイクロン・アンファン被災地での支援活動(2020年12月1日)
・バングラデシュ/学校へ通い続けられるようにー先住民の子どもへ学用品の配布(2020年11月30日)
・ラジオが情報源の地域で正しい感染症の知識を広める活動報告(2020年9月26日)
・ネパール/生活に困窮する世帯への緊急食糧・医療支援の完了報告(2020年9月18日)
・バングラデシュ/家事使用人の少女たちの世帯への食料配布の完了報告(2020年8月13日)
・バングラデシュ/貧困世帯を対象とした現金給付支援の完了報告(2020年7月22日)
・バングラデシュ/最貧困層の280世帯への食料配布支援の完了報告(2020年7月8日)
・バングラデシュ/スラムに住む家事使人として働く少女の世帯に向けた食糧配布(2020年6月25日)
・バングラデシュ/最貧困層の人々へ食料配布支援を開始(2020年6月4日)
・バングラデシュ/貧困地域に住む人々へ向けての現金給付支援を開始(2020年6月4日)
・貧困層への食料配布のお話ーネパール・カトマンズ盆地にて(2020年5月23日)
・今後実施予定の活動:コロナ禍で飢えに直面する貧困世帯を対象に(2020年5月22日)
・新型コロナウイルス感染拡大を受けて/緊急救援支援活動を実施しました(2020年4月18日)
活動の内容
シャプラニールはバングラデシュ、ネパールでのコロナ禍の影響を受け、現地行政などの支援から取り残されている人々への緊急救援支援活動を実施しています。■ネパールでの活動
現地パートナー団体・RRNの要請をうけ、まずは防災減災事業を行う活動地チトワン郡マディ市にて、合計587世帯、2,237名へ計二回の食料(米、豆、油、塩など)配布支援に協力しました。(2020年4月実施完了)
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そして、ネパールの首都カトマンズでも現地パートナー団体・CWINに協力し、240世帯へ食料配布支援を5月に行いました。支援対象者は、ストリートチルドレンや地方部から都市部へ流入してきている貧困層など、さまざまな理由から他の市民と同じようには支援を受けられない人々は明日の食べ物もなく飢えに直面している状態でした。
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また、5月22日~8月21日にかけては、感染症拡大の状況下で脆弱な状態にある子どもたち501名(女性228名、男性273名)とその家族に対し、緊急食糧・医療支援を完了しています。
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■バングラデシュの活動
バングラデシュでは、新型コロナウイルス感染症拡大に追い打ちをかけるように、大型サイクロン・アンファンが襲来し、活動地でも甚大な被害が出ているため、現金給付や家屋再建等の緊急救援支援の実施を開始しています。支援の完了報告は後日いたします。
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・パートナー団体JJS(ジェイ・ジェイ・エス)と共に
バングラデシュ南西部、バゲルハット県のショロンコラ郡のサウスカリ・ユニオンの117世帯に、モバイルバンキングを使って現金の給付を実施しました。具体的には、地域の社会福祉局と協議をして、今回のロックダウンによって経済的なダメージを大きく受けている世帯を確認し、その中でも速やかに支援が必要とされる世帯を対象とすることを協議し、支援を実施し、完了しています。
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・パートナー団体PAPRI(パプリ、Poverty Alleviation through Participatory Rural Initiatives)と共に
ノルシンディ県にて、2015年3月まで実施していた「障害者の社会的地位および経済状況の改善事業」の対象世帯(280世帯)に、PAPRIを通して各世帯に、1世帯当たり1,070タカ(約1,372円)相当、1週間分相当の食糧(お米10キロ、レンズ豆2キロ、玉ねぎ1キロ、塩1キロ、油1リットル、石けん2個)を配布を完了しました。
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・パートナー団体Phulki(フルキ)と共に
ダッカ市内のアランバーグおよびショバンバーグ地域のスラムで食糧配布支援を完了しました。対象は、家事使用人として雇い主の家に通い働く少女たちと、スラムに住む子どもたちや働く子どもたちを支援をするバングラデシュのNGO、Ek Ronga Ek Ghuriと協働して、家事使用人として働く少女たちに限定せずスラムに住む子どもたちに救援物資も提供しました。
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・パートナー団体GBK(ジービーケイ)と共に
バングラデシュ北西部のディナジプール県で、COVID-19により経済的に困窮したサンタルとよばれる先住民の家庭の子どもたち340人を対象に、学習で使用する教材・道具の配布を行いました。言語の違いや差別などからドロップアウトしてしまうことが多いサンタルの子どもたちが、今回生活困窮状況を理由に小学校からのドロップアウト防ぐことが目的です。
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・特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォームの助成によって、現地パートナー団体・JJS(Jagrata Juba Shangha)と共同で被災者に対する支援を行いました。三つの支援、「安全な飲料水の確保、衛生環境の整備」「食糧確保、シェルターの確保」「生活再建支援」を行っています。
■バングラデシュ、ネパール共通
アジア太平洋州地域でコミュニティラジオ放送局を通じて新型コロナウイルス感染症に関する正しい情報を発信する、世界コミュニティラジオ放送連盟(AMARC)アジア・太平洋地域の活動を資金援助をしました。同団体の独自キャンペーン「AMARC Asia-Pacific Campaign COMMUNITY RADIOS Against COVID-19 」(公式サイト)には、13ヵ国のラジオ50局が、ラジオ以外の情報メディアへのアクセス手段がない、もしくは他のメディアへのアクセス手段が少ない、特に弱い立場にある推定100万人におよぶ人々へ情報を届けられるという活動で、2020年4月末より開始され現在も継続されています。
*世界コミュニティラジオ放送連盟(AMARC)は、世界150ヵ国、約4,000のコミュニティラジオ放送局が加盟する唯一の世界的なコミュニティラジオ放送関係者の団体です。
一般寄付のご案内
予定していた緊急救援活動が終了しました。そのため緊急救援募金の募集も終了していますが、シャプラニールでは通年でご寄付の受付けしています。ぜひ、ご協力ください。
※当会へのご寄附は税の優遇措置(寄附金控除)の対象となります。詳細はこちらをご覧ください。
1.クレジットカードによる寄付
(クレジットカード入力画面へ)
口座振込による寄付
郵便振替による寄付
口座番号:00130-6-63672
口座名:特定非営利活動法人 シャプラニール=市民による海外協力の会
※募金使途のご指定がある場合は、通信欄にご明記ください。ご明記のない場合は活動全体へのご寄付とさせていただきます。領収書希望の方は「領収書希望」と明記の上、お名前、ご住所、電話番号をご記入ください。資料請求で、郵便振込用紙をお送りいたします。
※ATM をご利用の場合は、記号: 00130-6 番号:63672 となります。
※ネットバンキングをご利用でゆうちょ銀行からの場合は 記号:00130 番 号:63672 、ゆうちょ銀行以外からの場合は 店名:〇一九店(漢数字で019 店) 口座番号:063672 口座名:「トクヒ)シヤプラニール シミンニヨルカイ ガイキヨウリヨク」(全角カナ)と記入願います。
銀行振込による寄付
三菱UFJ銀行
高田馬場支店(053)
普通 0220156
口座名:トクヒ)シヤプラニールシミンニヨルカイガイキヨウリヨクノカイ
※募金使途のご指定がある場合は、お振込み後、ご連絡ください。ご連絡のない場合は活動全体へのご寄付とさせていただきます。領収書希望の方は、お振込み日、金額、お名前、ご住所、電話番号をご連絡ください。
<本件に関するお問い合わせ>
特定非営利活動法人シャプラニール=市民による海外協力の会
海外活動グループ E-mail: info@shaplaneer.org