カトマンズではいま、毎日11時間の計画停電が続けられています。計画停電というのは、地域ごとに電気の供給を「計画的に」止めることで電力不足を補おうとするものです。水力による発電量が限られる乾期には、ここ数年かなり長時間の計画停電が行われるようになってきていて、去年は最高で一日18時間だったそうです。つまり、電気が使えるのが毎日6時間しかないということ。世界で最も停電しない国である日本で暮らしていると想像もつかない状況ですが、ここカトマンズでは、これが日常。
バングラデシュでも停電は当たり前でしたが、ネパールでは計画停電がちゃんと時間どおりに管理されていることが、大きな違いです。ちゃんと事前に地域ごとの停電予定が公表され、ほぼ正確に運用されています。在ネパール日本大使館のWEBサイトにも予定一覧が掲載されています。
ともあれ、この停電スケジュールをにらみつつ電気の必要な仕事を割り当てていくわけで、洗濯もその一つ。我が家には韓国製の全自動洗濯機があるのですが、先日、驚がくの事実が発覚。なんと、洗濯途中に停電になっても、内部のバッテリーで作業状況を記憶してくれていて、電気が戻ると自動的に再開してくれる機能があるのです!! 人間だけでなく、機械まで停電に対応しているとは、恐れ入りました…。
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