私が初めてネパールに来たのは、今から10年前。冬のスタディツアーの引率役として、仕事で訪れました。その時と比べ、車やバイクの量が圧倒的に増えたこと、市内はもちろんのこと、少し郊外に行くと新しい建物、それも高層建築が見られるようになったことなどから、それなりに経済も発展しつつあることが肌で感じられます。とはいっても、伝統的な建築様式がいたるところに存在し、世界遺産がごく自然に街の中に溶け込んでいるカトマンズは、まだまだ「近代的な都市」という感じではないよな、と思っていました。
ところがどっこい。場所によっては、すごく近代的になってきているんだということが、少しずつ見えてきました。先日、自宅から歩いて15分ほどの場所にある「ワールドトレードセンター」というショッピングセンターに行ってみたら、なんと建物の中にエレベーターが! 早速、藤崎駐在員に「ワールドトレードセンターみたいなすごいショッピングモールができてるんだね」と言ってみたら、「あら、シティセンターの方がすごいわよ」の一言。それは行ってみなければということで、訪ねてみましたよ。すると、またまたびっくり!! エレベーター、エスカレーターはもちろん、最新式の映画館まであるではありませんか。聞いてみたら、去年の6月にオープンしたばかりとのこと。変化は確実に進んでるんですね。