昨日は新年の休日。午前中は少し休んでから、街の様子を見がてら家族と一緒に買い物に出かけました。自宅近辺は特に新年らしい雰囲気もなく、単に車やバイクが少ないといった感じでしたが、中心部の繁華街はどこもすごい人だかり。普段はちょっと寂しい感じもするショッピングセンターも、派手な電飾と着ぐるみのショーなどで賑わっていました。
夜になり、子どもたちがラーメンを食べたいというので観光客の多くが拠点とするタメル地区に出かけてみたら、大通りがロープで仕切られ、歩行者天国状態に。中では大音量のロックコンサートが開かれていて、まさに鈴なりの人だかり。頑張って分け入ってみたものの、どうにも動けなくなり、途中で断念。自宅まで引き返すハメになりました。
ネパールで生活していると、バングラデシュと比較してしまうこともあり、いわゆる「人当たり」の柔らかさを常に感じているのですが、人々の激しいエネルギーを目の当たりにすると、その柔らかさの内に秘められた何かを考えさせられてしまいます。昨日までの極西部方面の出張中、2006年まで約10年にわたって続いた紛争の爪痕がいたるところにあったことを思いあわせ、ちょっと複雑な心境で家路につきました。