カトマンズでの生活で困ることは何?と聞くと、ほとんどの人がまず第一に挙げるのが「水」。いわゆる途上国では当たり前のことではありますが、上水道が整備されていないので行政か、あるいは民間の給水車に頼らざるをえません。夏まっさかりのいま、いたるところで普段にもまして水不足がまんえんしているため、炊事や洗濯、シャワーなど、あらゆる「水」をできるだけ節約しつつ生活しなくてはなりません。
そんな貴重な水ですが、どうやって使っているかご説明しましょう。給水車の水をいったん地下などに作ってある大きな水槽のような場所にためておき、それを電気がある時に動力ポンプで屋根の上の水タンクにうつし、重力を活用して水道に通すというのが一般的。ですから、街中どこを見渡しても屋根の上には大きな水タンクをみつけることができます。写真では小さくて分からないかもしれませんが、黒い円筒形のものがそれ。
日本では水道管そのものに圧力がかけられているので、蛇口をひねれば勢いよく水がでてくるわけですが、それってすごいことですよね。