赤ちゃんの健やかな成長を願う気持ちは万国共通ですが、その方法はさまざま。ここネパールを含む南アジアで広く行われているのが、ヒモを結ぶというもの。お腹や腕などに黒いヒモが巻かれた赤ちゃんをよく目にします。地域や民族によっては他の色も使いますし、また歌舞伎役者のように目を黒くフチどるというのもありますね。いずれも邪悪なものや事故、病気などを遠ざけるという効果があるのだそうです。
17年前、初めてバングラデシュでこの黒いヒモを見たとき、「貧しくて服が買えないけど、せめてヒモでもということなのか!?」と驚いたことを今でも覚えています…って、そんなわけないでしょ!