もう10年前になりますが、私が初めてネパールへ出張した際、驚いたことの一つに、会議室に椅子がなく、床に座布団をしいて座る形をとっている事務所が多かったということがあります。別にシャプラニールが特殊なわけではなく、ネパールでは今でも結構あるんです。
コンピュータが仕事にかかせなくなった今、普段は椅子に座っていることが多いのですが、日本にいる時と比べれば、椅子なしで座る機会が格段に多くなるわけです。玄関を入る時に靴もぬぐし、慣れるまではちょっと違和感があるかも。
最近、毎日のようにいろいろなNGOを訪ね歩いていますが、大勢で使う会議室にはまだ椅子がない形も残っていますし、玄関で靴をぬぐという点だけでみれば、ほぼ9割という感じ。よくネパール人から「日本は玄関で靴もぬぐし、床に座るし、文化がよく似てるよね」と言われるのも納得かも。