東日本大震災のニュースは、ネパールでもしばらくの間、大きく報道され続けていました。ネパールも地震国ですし、1万5,000人以上いるという在日ネパール人や、こちらで永住する多くの日本人とのつながりもあり、自分たちにできることは何かを考え、実際に行動された例は枚挙にいとまがありません。
私が参加したものの中でもっとも大きな規模のものは、就学前児童をもつ日本人のお母さんたちが中心となって企画、実行されたチャリティコンサートです。700人以上が集まり、最終的な募金総額も90万円近くになったそうです。私も日本人の補習校保護者の一員としてステージに立ちましたが、子どもたちが一生懸命に歌う姿は、一流のプロ・ミュージシャンの演奏にも負けず、気持ちの伝わるものだったのでは、と自負しています。