こんにちは!広報グループインターンの小板橋です!
今回は第四弾となる、「オンライン講座シャプラバ! シャプラニールの活動からみるSDGs」を実施しました!その様子や、インターンとして参加した感想をお伝えいたします。
本イベントは、シャプラニールの活動の3つの重要分野に立ち返り、SDGs(持続可能な開発目標)との関連性を見つめなおす内容でした。また、後半にはSDGs達成のために個人ができることを事前アンケートを用いて考える、質疑応答を行うなど、非常にインタラクティブな講座となりました。
講師は、国内活動グループの鈴木香緒理が務めました。
そもそも、SDGsとは?
持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)は、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されている国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓い、持続可能でより良い世界を目指す目標です。
SDGsとシャプラニール
シャプラニールの価値観は「援助をしない・自らの解決を促す・みんなで考える・現場から学ぶ・誰も取り残さない」というもので、SDGsの誰一人取り残さないというスローガンと大きく合致しています。
また、シャプラニールの活動は「三本の柱」と呼ばれる分野から構成されていますが、その全てでSDGs達成を目指しています。
1子どもの権利を守る活動
児童労働の予防・削減を目指す「羽ばたけ、家事使用人の少女プロジェクト」詳細では、
首都ダッカで3つの支援センターを運営し、基本的な読み書き、レクリエーション、家事の仕方や縫製などの技術訓練を行っています。(現在はCOVID-19の影響で閉鎖しています)さらに、雇い主への家庭訪問や大学生を巻き込んだアドボカシーキャンペーンを行い社会全体で児童労働の削減を訴えています。
この活動はSDGsの目標で言うと1、4、8、10、16、17のゴールと合致しています。
2災害に強い地域をつくる
「洪水に強い地域づくりプロジェクト」詳細では、毎年雨季になると洪水の危険がある地域で、住民を巻き込んだインフラ設置活動、地域住民の組織の強化を行っています。
この活動はSDGsの目標1,10、11,16,17のゴールを優先しています。
特にターゲットの11.5番、「2030年までに、貧困層および脆弱な立場にある人々の保護に重点を置き、水害などの災害による死者や被災者数を大幅に削減し、国内総生産比で直接的経済損失を大幅に減らす」という点には大きく貢献しており、住民自ら自分たちの地域を守ることを可能にする活動は持続可能な支援になります。
3国内での活動
SDGsが開発途上国、先進国関係なくターゲットにしているように、シャプラニールでは国内の活動にも力を入れています。例えば、マンスリー会員、地域会員、イベントの参加者の方(みなさまもです!)関わりを持つことで、コミュニティづくりや国際協力について学ぶ場を提供しています。昨年行われた「バングラデシュのカレーを作って、食べて、児童労働について学ぼう!」というイベントでは、ベンガルカレーとチャイティを作り、文化交流、フェアトレードの知識の共有、そして児童労働についての啓発活動を行うことができました。詳細 この活動はSDGsの目標4、17番と合致しています。
このような大規模の活動ではなくても、SDGsは皆さんのご自宅からも取り組んでいただけます!
例えばマイボトルやエコバッグの持参、こまめな節電、ボランティア体験、寄付など!
寄付と聞くと、「お金がかかるんじゃないの…」と思われる方もいらっしゃると思います。
しかし、シャプラニールの「ステナイ生活」ではご自宅の不要なCD、DVD、書籍、ゲーム機などを集めていただくだけで寄付につながります!無料集荷を承っておりますので、ぜひご参加ください。
また、参加者の皆さんの中にはフェアトレードの商品を購入することを心掛けている方もいらっしゃいました。シャプラニールでは「クラフトリンク」というフェアトレードのオンラインストアを展開しています。安心して購入出来て、見た目もかわいらしい商品揃いなのでぜひご覧ください。
余談ですが、私は最近セカンドハンドの古着を購入し、ウエストや丈を自分にフィットするように縫い直して着ることを楽しんでいます。
イベントの冒頭では参加者の皆さんが考える最も重要なSDGsのゴールをチャットに書き込んでいただきました。
いくつかご紹介すると、
「3番目のゴール、心身共に健康でなければ何もできないと思うから」
「13番目のゴール、世界的な影響のある気候変動が一番気になる」
「6番目の水問題。水は人間の生命維持だけではなく、労働や経済に大きく関わっているから」
など、国際的な問題解決には17のゴール全てが関わっていることを象徴する回答が見られました。
また、今回の参加して下さった方の中には学生さんも多く、皆さんの国際協力への関心の高さが伺えました!
ご参加くださった方、ありがとうございました。