先週3日間、東京から坂口事務局長と白幡前ダッカ事務所長、ネパールから藤﨑カトマンズ事務所長の3人をダッカに迎え、小嶋駐在員ともども、初の「駐在員合同会議」というのをやったんですが、そこでいつの間にか自分に悪いクセがついていることに気がつきました。
それは、人がまだ話している途中なのに、それをさえぎって喋ること。
日ごろ、ダッカ事務所での月次会議でも、複数のベンガル人スタッフが口々に話し始めて収拾がつかなくなり、「とにかく!この件はこれ以上ここで話してもしょうがないから終わり!」と強引に議論を断ち切ることはしばしば、というかほぼ毎回あります。
テレビの討論番組でもパネリストが次々に競って話し始め、誰も譲らずに声を張り上げて他の人を黙らせようとし、誰が何を言っているかわからなくなるのを見て、「なんでこの人たちは人の話を聞いてからしゃべろうとしないのかねえ…」などと独りごちていたのですが、どうやらだんだん自分もそうなってきているみたい。
日本人スタッフばかりの会議の中、人の話の終わりを待たずに話し始めて、「あ、ごめんなさい」ということを何度も繰り返してしまいました。
そういえば、私が赴任したての頃、前駐在員のNさん(といえばわかっちゃうか)が、ケアレスミスの言い訳をやめないあるベンガル人スタッフに、「シュネン!シュネン!(聞きなさい!聞きなさい!)」とたたみかけて言いたいことを言っている(片やベンガル人スタッフは黙らず言い訳を続けているので、ハタから見ると激しく言い争っている状態)のを聞いて、「いやー、ベンガル語であれだけ言い合えるってたいしたもんだなあ」とえらく感心したものです。
人の話をさえぎるクセもベンガル語上達のバロメーターか?
・・・でも日本語の会議でそれやっちゃダメですね。