先日VGFカードのこと、トタンの怪我のことについて書きましたが、その後自分で見て確認できたことがあるので書きます。
ショロンコラ郡のサウスカリ・ユニオンでは、すでに被災者にVGFカードが配布されていました。「明日あたり最初の米の配布があることになっている」と昨日聞いたので、今日配布があったかもしれません。1度にお米が5Kgもらえます。
昨夜のニュースでもサウスカリ・ユニオンでVGFカード配布、と伝えていましたが、どうも他の被災地に先駆けてまずここで配布されたようです。
写真:VGFカードをもらった人
それからトタンの怪我についてですが、昨日書いたサラムさんの家族はじめ、サウスカリで会った人たちは多かれ少なかれ、トタンで手足や額などに切り傷を負っていて、その傷を「ほらこんなに傷だらけでしょ」と見せてくれました。91年に比べればトタンによる大怪我は少なかったのだろうと思いますが、小さな怪我はやはり多かったのです。
短期間に住宅を再建するにはトタンが便利ではありますが、ショロンコラでの救援のパートナーであるJJSのスタッフたちは、「サイクロンの危険のある場所でトタンは配るべきじゃない。トタンの家を100つくるなら10でもコンクリートの家を作ったほうがいい」という考えだと言っていました。その家がいざというときには近隣の人々のシェルター代わりにもなるからです。
しかし、そういう場合、誰の家をコンクリートの家に選ぶのか?というところで揉めそうですよね...。
写真:トタンでできた学校の屋根も暴風でガタガタになっていました