8日夕方、選挙管理内閣の顧問(通常の内閣の閣僚にあたる)のうち、主だったメンバー4人が辞職したという情報が入ってきました。何があったんだろう、また国内が荒れるかな、大丈夫かな、とちょっと心配になったのですが、とくに治安が乱れることもなく4人は言葉少なく職務を去り、先月すでに辞任していた教育・文化担当顧問のポストも含め、9日、5人の新たな顧問が着任しました。辞めた顧問たちは「個人的理由での辞職」ということに表向きはなっていますが、どうやら問題発言や国民の不評などを理由に辞めされられたというのが本当のようです。
新顧問の顔ぶれのうち、特筆すべきはシャプラニールもメンバーになっているバングラデシュの教育関係NGOネットワーク、CAMPE(キャンペ)の代表、ラシェダ・チョウドリーさんがその一人に選ばれたこと。ラシェダさんは教育関係のNGOの会議などで、日本にも何度も訪問されている方です。
また、選挙管理内閣のフォクルウッディン・アフマッド主席顧問は、9日、6人から7人のコンサルタントを2~3日中に任命する、と発表。昨年の非常事態宣言→軍に支えられた現選挙管理内閣樹立から1周年を目前にして、にわかに大きな動きです。
非常事態宣言からちょうど1年目にあたる1月11日を、新たな顔ぶれで迎え、選挙実現までの継続を自信をもってアピールしたかったんでしょうね。
あとはこのコンサルタント・メンバーに誰が入るのか?注目です。