あんまりよく考えずにタイトルに『キャラバンX日目』とか入れてましたが、これ移動日とかオフの日はカウントしたら変だよね?ということで、実労日のみカウントすることにしました。ま、そんなことはどうでもいいんだけど。

今日は仙台からまたバスに乗り、山形県鶴岡市へ。バスは山形自動車道の、ちょうど朝日岳と月山や湯殿山の間あたりを通過してきたわけですが、そのあたりの紅葉の美しいこと。残念ながらバスの窓ガラスを雨が叩いている状態で、写真は断念。またあさって同じ道で仙台に戻るのでそのとき撮ります。

バスに揺られること約2時間20分。やってきました鶴岡市。鶴岡といえば...?そう、時代小説ファンなら見逃せない藤沢周平の生まれ故郷。海坂藩のモデルはこのへんです。モックン主演の映画、「おくりびと」の舞台もこのあたり。映画に出てくるお風呂やさん、「鶴乃湯」は、鶴岡市にあるんですよ。

今日は移動だけで講演はないのでちょっとお気楽。やらなきゃいけないことは、まあ、あるんですけどね。

DSC02115.jpg

駅前はこんな感じ。仙台に比べるとかなり風が冷たいです。

遅めのお昼を食べたスガハラ職員と私は、腹ごなしを兼ねてちょっとお散歩に。駅前に鶴岡市の観光案内所があるんですが、そこでは無料で自転車を貸してくれるんですよ。

で、私たちは自転車を借りて、鶴岡城址とその近くの藩校跡へ。「ママチャリに乗るのなんて何年ぶりかなあー」とスガハラ氏。私もそうよ。だってダッカで自転車なんて乗らないもんね。リキシャがあるから。

DSC02118.jpg

ここは庄内藩の藩校だった「致道館」。明治維新で藩校がなくなるまで、ここで多くの庄内藩士の子弟が勉強しておったんですね。藤沢周平の小説にも出てきます。

中を見ていたらざーっと雨が降ってきてしばらく足止め。そのあと、城跡が公園になっている鶴岡公園をチャリでひと回り。

DSC02121.jpg

お堀端の道は風情があります。雨上がりの空気がくきっと冷たく澄んで気持ちいい。

DSC02122.jpg

昔このあたりにお城がありました。今回の旅は仙台といい、なんかお城づいてます。

DSC02124.jpg

あちこちにこんな「藤沢周平 その作品とゆかりの地」という鶴岡市による立て札が立っています。藤沢周平記念館も来年の春の開館を目指して準備中だそう。

ああ、時間があったらもっといろんなところを見て回りたかったんだけどー。月山にも行ってみたいな。「月山」てほんときれいな名前ですよね。それにこのあたりはいい温泉もいっぱいあるし。

そんなことを思いつつ、本日の自転車での「小さな旅」は終了。明日は、日中小学校2つと夜は出羽庄内国際村で講演。3本立てです。

小学校はバングラデシュの紹介がメイン。子どもたちがどんな反応を示すか、ちょっとドキドキです。