11月20日は世界こどもの日
また1989年には、すべての子どもに人権を保障する初めての国際条約として「子どもの権利条約」が採択されています。
この条約が生まれたことにより、世界中で子どもの保護への取り組みが進みました。
多様化する子どもたちを取り巻く環境
近年、日本で暮らす外国人の数が増加する中、
地域や学校にもさまざまな国籍、ルーツを持つ子どもたちが増えています。
言葉や文化の違いで子どもたちの権利や、豊かな可能性が奪われないように、
私たちも多文化共生社会に向けてできることを考えなくてはなりません。
あなたの町のカレー屋さんから、多文化を知る
私たちの日常にすっかり馴染んでいる町のカレー屋さん。
そこにも異国の地で働く人々の姿があります。
「日本人」と「外国人」ではなく、日本に住む同じ「人」としてお互いに尊重し合い、良い影響を与えあう社会を目指して
カレー屋さんから、多文化を受け入れ、理解する第一歩を踏み出してみませんか。
小さなツナガリから見える世界が変わってくるかもしれません。
INDEX.
01. 日本に住む海外にルーツを持つ子どもたち
02. カレー屋さんにインタビュー!
03. 海外の食材店をのぞいてみよう!
04. オンラインイベント「ネパール人シェフ直伝のカレーを作ろう!」
05. シャプラニールの子どもの未来を守る活動
06. 本格カレースパイスセットプレゼント!
日本に住む海外ルーツの子どもたち
増え続ける外国人、追いつかない受け入れ体制
日本に住んでいる外国人の数は288万人(2020年6月時点)。仕事や留学などさまざまな理由で、今、日本の中には多様な文化を持つ人々が暮らし、その数はどんどん増え続けています。学校でも、海外にルーツを持つ子どもたちが増えています。子どもたちにとって「日本語」は勉強や生活のためになくてはならないコミュニケーション手段です。しかし、急増する子どもたちの数に対し、十分な受け入れ体制が追いつかず、適切なサポートを受けられていない子どもたちも多くいます。
子どもたちの権利を守るためには
『子どもの権利条約』では「生きる権利」「育つ権利」「守られる権利」「参加する権利」の大きく4つの子どもの権利を守るように定めています。しかし、日本はまだまだ多文化の受け入れ体制が整っていない環境も多く、言葉や文化・宗教の違い、差別意識…さまざまな要因でこの権利が守られていない状況にいる子どもも少なくありません。
すべての子どもたちが笑顔で、みんなが暮らしやすい社会を作っていくためにどんなことが必要なのでしょうか。言葉が違う、文化が違う、でも私たちの日常はツナガっています。多様であることは、可能性を広げることであり、多様な子どもたちの明るい未来を守ることは、日本をより豊かな国にすることでもあります。私たちの身近にあるツナガリの中から共生社会に向けてできることを探していきませんか?
海外にルーツを持つ子どもたちについてもっと知る!
海外にルーツを持つ子どもたちは今どんな状況に?
10年以上支援に携わってきた
田中宝紀さんにお話を伺いました。
海外にルーツを持つ子どもたちに必要な教育って?
外国人児童生徒に対する教育について研究されている
南浦涼介さんにお話を伺いました。
「食」からはじまる異文化理解!
カレー屋さんにインタビュー!
インド料理「ハリオム」
カンデルさん
(ネパール出身)
「おいしいカレーを作ることが家族の幸せにつながる」インド、ネパールでのシェフの仕事を経て、日本へ。14年間もの間日本でカレーを作り続けるカンデルさんの料理に対する想い、そして子どもの将来のために決断したこととは…。
インド・ネパール料理「サラムナマステ」
スレスタさんご夫婦
(ネパール出身)
Twitterのフォロワー3万人超え!ゆるくて癒されるツイートが人気の「サラムナマステ」。取材NGとのことでしたが、今回特別にお店誕生までのお話や日本で生活、子育てのことなどを伺うことができました。2000年に来日し、息子2人を育てながら人気店をつくったお2人が日本で感じたこととは…。
「食」からはじまる異文化理解!
海外の食材店をのぞいてみよう!
意外と身近にある、海外の食材を売っているお店。気になるけど、ひとりではちょっと入りづらい…と思っている方も多いのではないでしょうか。
日本の食卓に馴染みのない食材たち。でも何かを食べて「おいしい」と思う気持ちは万国共通です。いろいろな国の「おいしい」から異文化を理解してみませんか?今回はネパール食材店「キッチンスパイス」の店員 ロジさんが、ネパールでよく食べられている食材や、食文化、おいしいチャイの飲み方など、いろいろ教えてくれました!以下のバナーからページをご覧ください!
オンラインイベント「ネパール人シェフ直伝のカレーを作ろう!」
オンラインでおいしく楽しく異文化を知るカレーイベントを行います!カレーの作り方を教えてくれるのはネパール人シェフのラビンさん。スパイスから作る本格カレーを食べながら、日本に住むネパールの方と交流しましょう。詳しくは以下のバナーからイベントページへ。
本イベントは終了いたしました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
シャプラニールの子どもの未来を守る活動
シャプラニールは現在の中期ビジョン(2021-2025)の重点分野のひとつとして「子どもの明日を守る活動」をあげ、南アジアで「児童労働」「教育」に関する活動を行なっています。また、日本に住む外国人の方々への取り組みも開始しました。私たちは行政やNGOの支援から取り残された子どもたちや親、地域を対象に、子どもたちの権利を守る活動を続けていきます。
在留外国人にかかわる取り組み
2021年度は、在留外国人、特にネパール人を対象とした、オンラインイベントを通じた日本における子育て支援や制度などに関する情報提供・情報交換会、また、生活相談の取り組みを実施。これらを通じて、在留外国人が抱える課題を探り、2022年度から本格的に開始する事業の立案と事業開始に向けた準備を行います。
バングラデシュの家事使用人として働く少女支援
バングラデシュには家事使用人として働く少女が約33万人いるとされています。彼女たちは社会の目が届かない閉ざされた室内で働くことを強いられています。シャプラニールでは支援センターを運営し、基礎教育や技術研修を行いながら少女たちの現状を広く社会へ訴え、児童労働の根本的な解決を目指しています。
ネパールの地方部における児童労働削減支援
ネパールでは5-17歳の子どものうち37.4%が児童労働に従事していると言われています。私たちは“児童労働の送り出し地域、受け入れ地域”になっているマクワンプール郡マナハリ村で、地方行政、地域住民と協働で児童労働を減らすための活動に取り組んでいます。
バングラデシュの取り残された子どもたちへの初等教育支援
シャプラニールがこれまで教育支援を実施してきた先住民の子どもたちや、支援の届きづらい中洲に住む子どもたちを対象に、すべての子どもたちが教育を受ける権利を得て、初等教育を修了できる状態を目指し、啓発活動、アドボカシー活動を進めています。
シャプラニールのSNSをフォロー&シェア!
抽選で5名様にカレースパイスセットをプレゼント!
キャンペーン期間中、シャプラニールのSNSをフォロー&ハッシュタグ「#ツナガリカレー」が付いた投稿をシェアしてくれた方全員を対象に、抽選で5名様にいつものカレーの仕上げに加えるだけで本場の辛さと香りになる「スパイスセット」をプレゼントします!※写真はイメージです。
<プレゼントキャンペーンへのエントリー方法>
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もっと多くの人に届けよう!
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期間中の投稿を「シェア」「リツート」をして子どもの権利を守る!アクションを一緒に広めて行きましょう!
さらにFacebookに登録している方は、ご自身のプロフィール写真に、特別フレームをこちらより設定いただけます。※提供:「広げよう!子どもの権利条約キャンペーン」より
子どもの権利についてもっと知りたい人は「広げよう!子どもの権利条約キャンペーン」のイベントに参加してみよう!
シャプラニールは、子どもに関する活動を行う団体や個人が連携して、子どもの権利の実現と普及をめざしていく「広げよう!子どもの権利条約キャンペーン」の賛同団体です。このキャンペーンは、日本社会において、「子どもの権利」の概念が浸透し、国、自治体、家庭などのあらゆるレベルにおいて、子どもの最善の利益が確保されることができるような社会状況をつくることを目的として、ネットワーク構築、政策提言、啓発等の活動に取り組んでいます。
11月は「世界こどもの日」にちなみ、子どもの権利について考えるイベントが各地で行われています。ぜひご参加ください!公式サイト > 広げよう!子どもの権利条約キャンペーン
本キャンペーンに関するお問い合わせ
(特活)シャプラニール=市民による海外協力の会 広報グループ
Email:press@shaplaneer.org Tel: 03-3202-7863
[関連] 2019年キャンペーン:カレーを作って・食べて・子どもの権利を知ろうキャンペーン!
一昨年行った類似キャンペーンでは、バングラデシュやネパールで食べられている「カレー」、食文化から両国に想いを馳せ、世界・日本で子どもたちが置かれている現状を伝え、啓発キャンペーンを行いました。「カレーな著名人にききました!」のコーナーでは、カレー界で有名な小宮山雄飛さん、NAOTOさん、印度カリー子さんに、カレーの魅力や、ご自身で取り組む社会へのグッドアクション、子どもの今・未来へのメッセージをいただきました。※こちらのキャンペーンはすでに終了しています。