オキルザンさんは、子どもたちがまだ幼い時に夫を亡くし、他の人の家で働きながらどうにかその日暮らしで子どもたち6人を育ててきました。
しかし、子どもたちが成人し、同居することになった息子の妻は、食事を出さないなど彼女に対して心身ともに耐えがたい扱いをしました。
結局、息子家族と離れて暮らすことになった彼女は、生活費は息子2人が出してくれてはいるものの、今でも食事のできない日も多く、具合が悪くても薬も買えません。また、まっすぐ立って歩くことができず、近所の家に行くことも大変です。
先日、STEPでは高齢者集会を開きました。この集会に参加したオキルザンさんは同年代の人たちと話すことができ、とても楽しんでいました。
用意された昼食を食べ、医者の診療も受けて薬ももらいました。また、杖をプレゼントされた彼女は、これがあれば近所の友人の家に遊びに行きおしゃべりができると喜んでいました。(ショヒドゥル・イスラム/プロジェクトマネージャー、STEP)
(写真:高齢者集会で杖を受け取ったオキルザンさん)
災害リスク軽減のためのコミュニティ開発