こんにちは!広報グループインターンの稲川です。

今回は、2022年10月29日(土)に開催したインターン企画【NGO×学生団体×市民 交流会 これからの「多文化共生社会」を考えよう!】の様子や感想をお伝えします!

Q インターン企画とは?
そもそもインターン企画とは、シャプラニールインターンが企画から運営、実施までを行うイベントのことを指しています。過去には、シャプラニールの元インターンにインタビューする企画やクラフトリンクの商品の紹介ムービーの作成など、多岐にわたる内容で行われています。今回の企画では、国内インターンと広報インターン3人で企画から運営までを行いました。

イベントの題名にもある通り、今回のイベントは、NGO・学生・市民という異なるアクターから「多文化共生」というワードを解像度を高めて理解し未来の多文化共生を考える。という目的から生まれた企画です。多文化共生社会を作るために、それぞれ活動している人々が関わり合って交流することで新たな知見が得られるだろうと考えました。
(イベントの詳細はこちらで紹介しています。)

当日は、以下の国際協力NGO3団体と学生団体3団体が参加、

<国際協力NGO>
・認定NPO法人 シャプラニール=市民による海外協力の会
・難民支援協会 様
・公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA) 様

<多文化共生に関わる学生団体>
・難民支援団体 SHRET 様
・千葉県四街道市でのアフガニスタンコミュニティでの活動団体 様
・COLORS 様

加えて一般の方の参加もあり、計17名の方とともにイベントがスタートしました。

イベントの流れ

当日は、参加NGO団体の紹介から始まりました。これまでウェブサイトなど文字の情報で知っていたNGOの活動を実際に働いている職員さんからお聞きできたり、自分と同じ世代の人が積極的に活動していることを知ることができたりし、様々な刺激を受ける前半セッションでした。

後半では、2つのグループに分かれ、学生団体から多文化共生のための活動を行う中での問題点や悩みを共有してもらい、その解決に向けてのワークショップを行いました。例えば、COVID-19禍での活動のあり方やリソース不足などがテーマになり、〈NGO〉〈学生団体〉〈市民〉の3つの視点から意見が出ました。どちらのグループも時間が足りなくなるほどに話が発展し、ファシリテーターをしていた私自身も凄く楽しかったです。下の画像はそれぞれのグループ使用したブレインストーミングです。ぜひどのような事が書いてあるか読んでみてください。

グループAでのブレインストーミング
グループAでのブレインストーミング
グループBでのブレインストーミング

私がファシリテーターとして入ったグループAでは、COVID-19禍での活動について、対面でできないことの難しさやモチベーション維持の難しさなど数々のネガティブな視点があった一方で、この現状だからこそできることやオンラインで活動の可能性などの利点が意見に上がりました。

1つの団体単位で考えていたことが、ワークショップを行うことによって、年齢も所属も背景も異なる人たちとともに多面的な視点で考えられるようになり、「新たな多文化共生」はこうして作られていくのだろうと気づきました。

参加者の皆さまと写真撮影

 以上がインターン企画【NGO×学生団体×市民 交流会 これからの「多文化共生社会」を考えよう!】のイベントレポートになります。多くの人に助けていただきながら、企画からイベント当日までを乗り切ることができ、喜ばしく思っています。今回のインターン企画で作ることができた、アクターをまたいだ支援の輪が、国際協力の現場において大切です。市民による国際協力を掲げているシャプラニールとして、このような機会の提供を今後も継続していきたいと思います。

広報インターン 稲川翔子