先日、小松事務局長とクラフトリンク担当の小川が、横浜市都筑区にある川和保育園を訪問してきました。保育園のお休み最中だったので、園児が遊んでいるところには出会えませんでしたが、リンクにとんでいただくと、素敵な保育園の園庭がWEBサイト上でご覧いただけます。父母のみなさんが手作りされている遊具などもあるそう!

暑い中でしたが、 川和保育園の ボランティア委員のみなさんに集まっていただきました。ボランティア委員のみなさんは代々、シャプラニールの会員として活動を多方面から応援してくださっています。バングラデシュやネパールで働かざるを得ない状況にある子どもたちのための「子どもの夢基金」へのご協力や、クラフトリンク商品を販売するバザーなどを積極的に行ってくださったり、シャプラニールや南アジアの状況を知る勉強会やワークショップを開いたりなど、本当に頭が下がる思いです。お子様を持つお母さんお父さんの視点で、私たちにご質問やフィードバッグをいただくことは、私たちが活動を続けていく上でとても大切です。またエネルギーをいただいているように感じます。

小松からは、活動全般、特にこの1年での変化や新しい活動について、小川からはクラフトリンクの最近の状況についてお話しました。商品を紹介するためにお持ちしましたが、既に園で名前をもらって可愛がってもらっているマスコットを見つけたり、バッグやガムチャをみなさん身に着けてくださっていて、とても嬉しかったです。
草木染のワークショップをして、手作りの楽しさ大変さからクラフトリンクの話につなげて考える機会にしてくださったとのこと!その時の作品を見せてくださいました。ナチュラルで素朴風合いな中に、作り手の個性が出ています!なんて素敵なワークショップ、参加したい!

最後の質疑応答の時間では、児童労働についての関心の深さからくる質問が多く印象的でした。また、お一人の方から、ご親戚がいらっしゃる中国地方で、海外からの労働者が働く縫製工場があるとお聞きしたことは、日本の新しい課題を感じるものでした。その地域は世帯数も少なく高齢の方も多くなっているという中で、突然現れた工場で海外の人たちが働いているといいます。在住外国人にとっても受け入れる側にとっても、戸惑いが多いだろうことが想像に難くありません。「縫製工場」という点にもその裏にある事情を色々と推察してしまいます。よりグローバルになっていく時代の流れの中で「多文化共生」というキーワードと、効率や収益を考える前に一人ひとりが、よりエシカルに意識を変えていく必要があることを感じました。


川和保育園のみなさん、近い距離でじっくりお話ができる貴重な機会をありがとうございました!
父母の代替わりをしても、継続してシャプラニールの活動を応援してくださっていることが、変わっていく時代の課題を見つめながらシャプラニールの活動を継続していくことに対しての力になった気がしています。

(市民アクション推進グループ 小川)