こんにちは! 

1月から3月の「こどもまんなかサロン マザリナれもん」(以下:マザリナれもん)の様子をお伝えします。

企画のポスター

シャプラニールは、2024年11月に西新宿の「れもんハウス」と多文化共生協働事業を開始し、毎月企画を実施してきました。 

れもんハウスは、「あなたでアルこと ともにイルこと」を大切にし、誰もが気軽に立ち寄りのんびりできる居場所。 

そんなれもんハウスで、マザリナれもんは、外国ルーツの親子や地域住民が出会い、相互理解を深め、交流できるような場づくりを目指しています。 

ここからは、1月25日、2月8日、そして3月8日の「せかいのことば えほん会」企画の様子をお伝えします。 

絵本をきっかけに広がる日本語の表現 
大久保図書館より、多言語の絵本が大集合 

日本語、ネパール語、韓国語、中国語、英語などの絵本をたくさん用意し、子どもも大人も、気になる本を自由に手に取って楽しむ場となりました。 

外国ルーツの参加者さんの手上げにより、同じ本を多言語で楽しむ時間も!

読み聞かせを「やってみたい!」手を上げてくれました
ネパール出身の方による読み聞かせも

三連続企画として実施し、いよいよ最後となる3月8日のえほん会も、いつもと同じく手遊び『はじまるよ、はじまるよ』でスタートしました!

手遊び歌で、はじまるよ!「♪5と5で、手は……肩~!」

そしてお待ちかね、前回も大好評だった、多言語読み聞かせの時間です!

『はらぺこあおむし』は日本語とネパール語で、『ねずみくん』シリーズの本は日本語と中国語で、『ぐりとぐら」は日本語と韓国語で、それぞれ楽しみました。

“オノマトペ”の違いも、楽しみのひとつ!

自分の母語で読み聞かせしてもらった子どもが興味津々で本をのぞき込んでいたり、初めて聞く他言語での読み聞かせに、驚いた声を上げる人もいたりしたのが印象的でした。 

絵本をきっかけに会話が広がり、言語を教え合ったり、ふと日常の相談がポロリとこぼれたり。

誰もが受け入れられる雰囲気をつくる、れもんハウスの場所の力もあり、地域の子ども、その家族や友人、外国ルーツの方の出会い・コミュニケーションが広がっていく絵本会になりました。

どうなる?!うさぎさんのつくった『どうぞのいす』

マザリナれもんでは今後も、外国ルーツの親子や地域住民が出会い、互いに理解を深めながらゆったりと過ごせる企画を実施していきます。 

興味のある方はぜひ、マザリナれもんの活動をフォローしてみてください! 

▼ 「れもんハウス」を知る

https://aokusa.or.jp/lemon-house

▼ シャプラニールの多文化共生事業を知る

(この事業は2024年度日本万国博覧会記念基金より助成を受けて実施しています。 )

事業推進チーム 佐藤