
チャンドラ・クリシュナ・マハルジャンさん | ホテル勤務

▼2016年の思い
- あなたにとって大切なもの
ー - ネパールの自慢
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▼2025年の思い
- あなたにとって大切なもの
母親を幸せにし、子どもたちを満足させること - ネパールの自慢
社会的連帯、人々はお互いを尊重しながら生きている
地震で家は全壊してしまったけれどもまだ修復はできておらず、別の場所に住んでいるというチャンドラさん。COVID-19や2024年の洪水もあり、生活は経済的に苦しい時期が続いていると話します。この10年で、どのような変化があったのか、お話をうかがいました。(シャプラニールとのかかわり:地域防災・ローカルNGO関係者)

―― 変わったこと・変わら なかったこと。この10年の暮らしについて
地震で住んでいた家は全壊してしまい、今も再建できていません。別の場所に移り住んでいます。しかし、2024年9月末にカトマンズ盆地で起こった洪水で、今住んでいるその家も1階が完全に浸水してしまいました。家具はすべてダメになってしまい、まだ瓦礫をすべて片付けられていません。でも、洪水の時、近所の人たちが避難を手伝ってくれたことをよく覚えています。
私は、以前からホテルで働いているのですが、COVID-19の感染拡大時にはまったく客が来なくなりました。ただ政府が海外からの渡航者に14日間の隔離を義務付けた後は、そのための滞在している人だけは来ましたね。でもその影響で、経済的により厳しい生活となりました。
―― 地震やシャプラニールからの支援が人生に与えた影響
COVID-19や洪水もあり経済的に厳しく、新しい家を建てられず、別の場所で家を借りて、増築して暮らしています。その家も洪水が心配で雨期は安心して暮らせません。
ーインタビューについて
2016年、大地震の発生から1年が過ぎていましたが、復興にはまだ支援が必要でした。シャプラニールはその状況を伝えるため、インタビューを行いました。そこには、ネパールの復興を担う人、シャプラニールの活動に参加する人、不安を抱えながらも自分たちの力で懸命に生きる人との出会いがありました。
そして、2025年、大地震から10年が経った年に、当時インタビューした方から13名の方にふたたびインタビューを実施しました。この10年、どのような暮らしを送ってきたのでしょうか―――。
10年前と同じ質問「あなたにとって大切なものはなんですか」「ネパールの自慢はなんですか」もしています。変わったこと・変わらなかったこと、防災への意識はどうなりましたか。
あの大地震が人々の生活を変えました。一人ひとり、それぞれのストーリーに、ネパールという国に思いを馳せながら読んでみてください。
▼特別企画サイト「ネパール大地震から10年ー被災者の暮らしは今ー」

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