こんにちは!国内活動グループインターンの青柳沙恵です。

先日、ベンガルカレースパイスセットの新発売を記念して、講座シャプラバ!「バングラデシュのカレーを作って、食べて、児童労働について学ぼう」を開催しました。

バングラデシュのカレーとチャイ(ミルクティ)作りを通して、南アジアの人々の暮らしや文化、バングラデシュの児童労働の現状について学び、シャプラニールが行っている活動について紹介しました。

バングラデシュのカレーについて

バングラデシュでは毎日カレーを食べる文化があります。シャプラニールのバングラデシュ事務所でも、毎日カレーを作ってくれる調理スタッフがいます。今回は、実際にバングラデシュ事務所で作られているベンガルカレーのレシピを参考にして、日本のカレーとは一味違った、スパイス香るベンガルカレー作りに挑戦しました。

8種類のスパイスを使用して、チキンカレーを作りました。カレー材料ベンガルカレーの材料。スパイス以外は日本のスーパーでも揃えられる食材ばかり。

参加者のみなさんからは
「簡単においしいカレーができたので、家でもやってみたい!」
「すごく本格的な味で感激した!」
「これなら子どもでも食べられそう!」
など、たくさんの「おいしい!」という声を聞くことができました。

カレー作りの様子2

 

カレー作りの様子

わいわい楽しくカレー作りができました!

カレーを煮込んでいる間に、バングラデシュ事務所のカレー作りの様子を紹介する動画も見てもらいました。
バングラデシュの市場や調理の様子を見て、
「包丁が日本と全然違う!バングラデシュの人は器用ね!
「鶏をまるごと買って調理するのね!」
など、日本との文化の違いや調理方法に、驚く声が上がっていました。

ベンガルカレーとチャイベンガルカレーとチャイです。3つのグループで三者三様のカレーができました!

手食チャレンジ現地のように、手食(手で食べること)にチャレンジしてくださった方もいらっしゃいました!

去年の夏、個人的にシャプラニールのバングラデシュ事務所にお伺いする機会があったのですが、職員のみなさんと一緒に手で食べたベンガルカレーが懐かしく思い出されました…!一般的な日本のカレーとは違うシャバシャバ感やスパイスの風味など、現地のカレーが忠実に再現されていました。ベンガルカレースパイスセットがあれば、ご家庭でも簡単に現地の味を再現することができますよ♪

参加者特典としてベンガルカレースパイスセットをお持ち帰りいただいたので、ぜひお家でも作っていただきたいと思います。

児童労働の現状

みなさん、6月12日が何の日かご存じですか?
6月12日は「児童労働反対世界デ―」です。
2002年に国際労働機関(ILO)が定めて、世界の児童労働の撤廃を実現するために国際社会に行動を呼びかけています。

今回は、カレーを食べている時間を使って、児童労働やシャプラニールの活動についてのお話をしました。
シャプラニールでも、児童労働反対を示すレッドカードアクションに賛同し、毎年「児童労働をなくそう」の意思を示す「レッドカード」を掲げています。

レッドカードアクション現在、バングラデシュの多くの子どもたちが、働かざるをえない状況にあります。
その中でも、家事使用人として働く少女たちは、働く家によってはまともな食事をとらせてもらえない、暴力を振るわれるなど悲惨な状況に立たされています。学校にも通わせてもらえず、外からは見えない家の中での労働を強いられ、教育の機会、子どもの権利を奪われています。

シャプラニールの「家事使用人として働く少女」の活動紹介

シャプラニールでは、そのような状況に置かれている家事使用人の少女たちが子どもらしく過ごせるよう支援をしています。

「バングラデシュの家事使用人として働く少女への支援」について詳しく見る

多くのみなさんが児童労働の現状やシャプラニールの活動に興味を持ってくださり、シャプラニールについて知っていただく機会になりました。

参加者のみなさんからは
「自分の子どもと同じくらいの年の子が、国が違うだけでつらい思いをしている事に心が痛みました」
「児童労働をしている子どもたちが世界に1億7000万人もいると聞いて驚きました。私たちが出来ることは何だろうと改めて考えさせられました」
などの声をいただき、児童労働について考えるきっかけになったのではないでしょうか。

これからもシャプラニールは、過酷な状況で働く家事使用人の少女たちが適切な教育を受けられるよう、国内外での活動を続けていきます。

みなさんも、児童労働について少しでも知って・学んで、一緒にアクションを起こしてみませんか?

カレー試食タイム
たくさんのみなさんにご参加いただき、楽しくカレーを作りながらバングラデシュの文化を体験し、悲惨な児童労働の現状についても知っていただくことができました。

改めまして、ご参加いただきありがとうございました!
今後も講座シャプラバ!は開催されますので、みなさん奮ってご参加ください!

国内活動グループインターン 青柳沙恵