Namaste!(ナマステ!)

5月はフェアトレード月間、そして5/11(毎年5月第2土曜日)は”世界フェアトレードデー”でした。日本はもちろん、世界各地でフェアトレードにまつわるイベントが行われていましたね。

みなさんはどのように過ごされましたか。
今回は、ネパールで行われた、世界フェアトレードデーの祝いをご紹介します!

▼ 初めての大規模ラリー in ポカラ

雨期の季節がもうすぐ始まる、とても過ごしやすい週末。ネパール第二の都市・ポカラ市内では、生産者やその家族、関係者など、なんと600人が集まりフェアトレードを啓蒙するラリーが行われました。今回が初めての試みだそうです!おそろいの「World Fair Trade day 2019」Tシャツを着て、プラカードを持って、、、時には歌ったり踊ったりしながらラリーを楽しむ姿が見られました。ネパールらしい!
(余談ですが、ポカラへは首都カトマンズで飛行機で30分ととても近いです。トレッキングの入り口としても人気の観光地です。旅行にもおすすめです!)

マハグティHPより

ポカラ市内のラリーの様子 写真提供:マハグティ

WSDOのHPより写真提供:WSDO

ポカラに工房を構えるWSDO(Women’s Skills Development Organization)で働く女性たちは、青いサリーを身にまとい、お馴染みの地機織のバッグ(シマシマ柄が特徴)を持ってラリーに参加していました。

▼ Fair Trade Group Nepalの代表者が集結!

ネパールには、フェアトレードの普及を目指し活動をしている「Fair Trade Group Nepal(FTG Nepal)」に、クラフトリンクのパートナー生産団体も所属しています。この日は各団体の代表が集まり、それぞれの団体での活動内容を紹介や、これからのネパール内外でのフェアトレード活動についてなどを話し合いました。(余談ですが、バングラデシュにも全国規模のフェアトレード組織、ECOTA National Network of Fair Trade Organizations in Bangladeshがあります!)

マハグティHPより

マハグティ代表のスニール氏のスピーチ。帽子は民族衣装の一つ「トピ」。 写真提供:マハグティHP

 

▼ 5月はフェアトレード月間です!

みなさんの街では、どんな”フェアトレード”に触れられますか?

”まちぐるみ”でフェアトレードの理念を伝え、より自然に生活の中に”フェアトレード”を取り込める機会をつくっている、“フェアトレード・タウン” をご存知ですか。地域が一体となり、住民がフェアトレード製品を積極的に購入販売していくことはもちろん、啓発イベントなどを開催し、活動の輪を広げています。世界にはフェアトレード大学があり、学科内で学び、大学構内で販売する物品をフェアトレード製品にするなどし、新たな生活スタイルを提案しています。このフェアトレード・タウン運動が年々と盛んになってきており、日本ではこれまでに、熊本市(アジア圏で初めて!)、名古屋市、逗子市、そして札幌市(もうすぐ)がフェアトレード・タウン認定されています。

▼いつもの暮らしに、フェアトレードを

フェアトレード製品や理念に触れることで、世界のことを少しでも知るきっかけになったらいいな、と思います。なにげなく手に取った毎日のお買い物を通して、世界とつながっていることを知って欲しい。そのつながった世界で何が起きているかを少しでも意識する瞬間となったら嬉しいです。コンビニエンスストアやスーパーマーケットでもフェアトレード製品を買うことができますね。

マハグティHPより

写真提供:マハグティHPより

▼フェアトレードに関する情報
・日本フェアトレードフォーラムーhttp://fairtrade-forum-japan.org/
・フェアトレードジャパンーhttps://www.fairtrade-jp.org/
・Fair Trade Group Nepalーhttp://www.fairtradegroupnepal.org/
・ECOTA National Network of Fair Trade Organizations in Bangladesh  http://eftfbd.org/web/