バングラデシュにおけるクラフトリンクのパートナー団体「プロボルトナ」で働く、絞り染めの生産者ムーンさんのインタビュー後編をお伝えしていきます!
前半はこちらから。
2020年より現在も、世界中で猛威をふるっているCOVID-19は、クラフトリンクの商品を作る生産者にも例外ではなく影響を与えました。
「商品の注文や販売市場が限られてしまい、絞り染めの仕事がありませんでした。その代わりプロボルトナは、食料品店へ野菜を納入する仕事を工面してくれたので、収入を得ることができ、パンデミックの厳しい状況を乗り越えることができました。」
「以前プロボルトナで仕事をしていた夫は、私のワークスタイルについてとてもよく理解してくれていますが、私が外で働くことに対して夫の母からの理解やサポートは得られていません。ただ、私がこの仕事にこだわって頑張っている姿を見て、仕事を辞めさせられることはありません。」
彼女のインタビューからこの仕事への強い想いと、「私自身の組織のように感じる」と語るプロボルトナへの信頼が伝わってきました。しかし、それと同時に外で収入を得ることの社会的な難しさも見えてきます。また、パートナー団体が、生産者と賃金や商品のやりとりをするだけでなく、COVID-19の厳しい状況の中で、しっかり生産者に寄り添っていることが分かります。私たちも、パートナー団体と連携をとり、これからも発注を続けていきたいと思います。
それにしても、手間のかかる作業です。藍にしか出せない藍ならではの独特な美しい色彩、深い緑から濃紺へ変化する魅惑の色と丁寧に施した絞り模様。オンリーワンて正にこのことです。なんて素敵なんだろう、、、商品をまたじっくり眺めてさらに愛着がわきました。
(クラフトリンク担当/小川)
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クラフトリンクインターンの梅田です。
現在、クラフトリンクのインスタグラム(@craft_link_official)で、シリーズ企画 「南アジアの伝統技法」と題して、バングラデシュの生産者がつくる藍染めのトートバックで使われる絞り染めの工程を紹介しています。是非、インスタグラムにも遊びに来てください!
インタビューから少しでも生産者の様子を知ることができ、様々な困難の中でも笑顔で仕事をしている姿がとても印象的でした!将来、娘と手作り商品を作って売るお店を想像しながら、彼女は今日も絞り染め製品をつくっているのでしょう。
クラフトリンクのフェアトレード商品は、こういった生産者たちによってつくられています。生産者たちの背景を知ることも国際協力の大きな一歩です。
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