ユニークなイラストが目を惹くジュートバッグの動物シリーズに新しく「マンドリル」が加わりました。 このイラストを描いたエイブルアート・カンパニー所 属の尾崎文彦さんもバッグの商品化をとても喜んでくださいました。

動物の絵を得意としている 尾崎さん
尾崎さんのマンドリルのイラスト

エイブルアート・カンパニーは、 障害のある人のアートを社会に発信するため、3つのNPOが協力し2007年から運営する事業体です。 自己実現と社会参加の側面だけでなく、作品を仕事 につなげる活動を推進しています。

尾崎さんをサポートする方から、「力強い線で描 かれた動物のカタチが魅力の作品なので、ジュート の素朴で温かみのある素材感がとてもマッチしていますよね。朗らかでマイペースな尾崎さんの人柄も、ジュートバックのおおらかでナチュラルな雰囲気に通じるものを感じます」と嬉しいコメントをいただきました。

また、アーティストとの橋渡し役、エイブルアート・カンパニーの中塚翔子さんから、「活動が長くなるにつれ、高齢化による障害の重度化など様々な変 化が起きていますが、必要なサポートや新しい活躍 の場を得られるよう、デジタルアート導入補助など 新しい取り組みも進めています」と伺い、現場の課題についても考える機会となりました。

作品を納品した企業の施設にて (右端が中塚さん)

中塚さんに はシャプラニールの50周年記念グッズ制作にもご尽力いただき、アーティストが無理なく制作を進められるよう、作品の良さを引き出せるよう配慮いただいています。これからも情報を共有いただきなが ら、ウェルフェアトレードの商品づくりにおいてさら に連携し、商品の裏にあるストーリーを発信していきたいと思っています。

バングラデシュのパートナー生産団体ジュート・ワークスにて印刷
バッグのパーツを縫い合わせる生産者の方

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報告/小川晶子(クラフトリンク担当)
「南の風」304号掲載(2024年6月発行)