みなさん、フェアトレードタウンをご存知ですか?フェアトレードタウンとは、市民、行政、企業など街ぐるみでフェアトレードを応援する自治体のことです。
シャプラニールの事務所がある新宿または東京都では残念ながらまだフェアトレードタウンの動きは見られませんが、一番近くの神奈川県逗子市では2011年からフェアトレードタウンを目指す運動が逗子フェアトレードタウンの会によって行われています。
先日、逗子にオープンしたばかりのフェアトレードショップの@mare(アマーレ)を訪問すると、そこはさすが逗子!目の前に砂浜が広がっています。窓からはさんさんと陽が降り注ぎ、ついつい長居をしてしまいます。いただいフェアトレードコーヒーは苦味、すっぱみがなく、コーヒーが苦手な筆者でも、美味しくいただくことが出来ました。夏には、多くの海水浴客がのどを潤しに来て、そこでフェアトレードを出会うことになる!と確信しました。
もちろん、@mareさんには、クラフトリンクの商品もたくさん置いていただいています。いくつかのメニューはクラフトリンクの食器類が使われていて嬉しくなりました。ぜひ、みなさんもお立ち寄りくださいね。ちなみに、日本のフェアトレードタウンの認定基準には世界でも珍しく、地域のまちづくり、地域の巻き込みが重視されているのですが、逗子では昨年、フェアトレードチョコのまちチョコやフェアトレードのコーヒー豆による逗子珈琲を販売し、逗子を盛り上げながらフェアトレードも広げています。フェアトレードが特別な、高尚なお買い物ではなくて、こんな風にフェアトレードとまちづくりが融合する楽しい動きが全国各地に広がっていってほしいと思っています。
※日本のフェアトレードタウン:日本では、現在、熊本市がフェアトレードタウンに認定されています。その他には、愛知県名古屋市、北海道札幌市などでフェアトレードタウンの運動がなされており、名古屋市では市議会で2015年3月10日にフェアトレードの理念の支持の表明がなされました。