昨年末に日本より出張中の事務局次長の藤﨑と私で同校を訪問しました。ダッカ日本人学校の生徒のみなさんが中心となって集めたロヒンギャ難民緊急救援募金を受け取るためです。

ダッカ日本人学校の皆さんには、ネパール大地震の被災者支援へも寄付をいただいています。(その時の様子はこちら)

2016年のダッカ襲撃事件以降、在留邦人は行動規制が多く自由に動けないバングラデシュですが、それでもロヒンギャ難民のために何かできることを、と小学部の生徒の皆さんが中心となって集めてくださいました。寄付の呼びかけや古本回収、ポスターの制作に加えて口コミでの宣伝など2週間かけて奔走してくださったとのことです。

この日は代表で3名の生徒とボランティア活動担当の先生、校長先生が迎えてくださいました。

写真はダッカ日本人学校の島村校長先生とシャプラニール事務局次長の藤﨑。

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みなさんからのご支援、有効に活用いたします。ありがとうございました。

年明けには先生方を対象にシャプラニールの活動紹介をさせていただきました。どの先生もシャプラニールの話に熱心に耳を傾けて下さり、バングラデシュでの活動を説明する貴重な機会となりました。

ロヒンギャ難民は現在もキャンプ地での生活を続けています。昨年の弾圧で避難してきた大量の難民と、以前から住んでいた難民とを合わせるとその数は約83万7千人にも及びます(2017年11月30日※)。

シャプラニールはこれまでに集まった寄付を使って、クトパロンキャンプとバルカイキャンプでの食料および生活用品の配布を実施しました。今後はモイナールゴナキャンプでの毛布配布を予定しています。

こちらから詳細な活動内容がご覧いただけます。

 

<本日のベンガル語>

学校:ビッダロイ

先生:(男性)シッコク、(女性)シッキカ

教室:スレイニ コッコ

 

※ISCG(Inter Sector Coordination Group):ロヒンギャ難民キャンプで活動する国際機関(国連、NGO)の調整および情報集約・提供を目的としたプラットフォーム

 

(ダッカ駐在員 猪瀬)