「今やスマホやインターネットがない世界なんて想像できない!」そんな人も多いのではないでしょうか。
バングラデシュも例外ではありません。
全人口の49%の人がインターネットを利用していると政府が発表しています。ある調査によると、バングラデシュのスマホ利用者数は、世界50カ国中2017年は50位(保有率5.2%)、2018年は22位(保有率16.8%)となっており、この1年でも普及 が進んでいることがわかります。
どうしてここまでスマホが普及したのでしょうか。
生活必需品
ダッカ市内ではUberなどのタクシー配車や、スーパーやレストランのデリバリー等のWEBサービスやアプリが普及し、 スマホが生活の必需品となりつつあります。また、インター ネット通信料金は日や週単位など、通信量や期間を細かく設定できます。年齢問わずセルフィー(自撮り)が大好きなバングラデシュ人にとって、一番のスマホの使い道は、カメラなのかもしれません。撮った写真や動画をその場でSNSに上げられ、必要な時だけ通信をつなげるなどの使い勝手の良さがダッカだけではなく地方でも普及した理由だと思 います。
Made in Bangladesh
ダッカ市内の商業施設に入ると、中国や韓国メーカーの 派手な宣伝が目につきます。バングラデシュメーカーのスマホを売る店も多く並び、さまざまな価格帯のものを販売しています。2万円前後のスマホが主流ではありますが、 2,500タカ(約3,300円)という超格安なものまであります。 バングラデシュメーカーの携帯電話・スマホの売り上げは、 国内シェアの35%以上を占めているとのこと。この国産 スマホの登場が、バングラデシュ国内でスマホが一気に 身近なものになった大きな要因かもしれません。
バングラデシュ事務所長 内山 智子(2018年12月頃取材)