もう、寒いのなんのって。バングラデシュは中央アジアになってしまったのかと思うほどです(おおげさな!)
いや、室内は24度はあるんですが、朝の戸外は息が白くなる程度には寒いです。日本から見えたお客様もびっくりされるほどの寒さ。長い夏を耐えて身体中の毛穴が開ききっている身にはツライ。ましてこの地で生まれ育った人々には。
今年の寒波はことにこたえるらしく、すでに全土で26人が命を失ったことが伝えられています。それこそ「そんなおおげさな!」と思われるかもしれませんが、バングラデシュでは長い夏を耐えるために家屋も服装も暑気使用なのです。家の中は日が入らず、村の家は壁がすーすー、床は冷たく、冷え込む夜にかける布団がじゅうぶんになければ体調を崩すのは必至です。着るものも薄地が主体で、冬用の厚地の服や、薄地でも十分な数の衣装を持っていない人ならとても心細い思いをするはずです。さらにこんな寒空にお腹が満たされないとしたら…
かくいう私も風邪をひきました。喉からきた痛みが鼻にうつり、今日は朝からくしゃみ続き。早めに帰って休むことにします。こんなとき、帰る家があるのはつくづくありがたいことです。