今日は夕方帰宅してから夜12時過ぎの今まで、ずっとテレビの前に座っては、牛のように「もー!」を繰り返しています。というのは、再開してから今日で3日目になる交通封鎖が明日解けるのかまだ続くのか、いまだに答えがでないから。1月後半に予定している総選挙を控え、10月末に選挙管理内閣が政権移譲を受けたものの、いまだに選挙管理委員会の人事など、基本的なところで揉め続けているのです。
夜8時すぎ、選挙管理内閣のアドバイザー3人が、アワミ連盟率いる14党連合が辞任を要求していた選挙管理委員長が3ヶ月の長期休暇をとったことを発表。(要は強制的に休みをとらされた)
それを受けて14党連合のリーダーが大統領と会談へ。
11時15分、大統領との会談から出てきたリーダーたちが、11時半に大統領が国民に向けてメッセージを出すので、それを確認してから対応を決めると発表。
11時40分、大統領が国営テレビで国民にメッセージを発表。
それを受けて14党連合が交通封鎖を取りやめるのかどうなのか、今まだテレビをつけたまま待っているところ。今頃彼らはミーティングをしているはず。もう12時半だぞー。いい加減に早く決めてくれ。
こういう動きをずっと追いかけているTVのレポーターや新聞記者も本当に大変だなあ、と思います。ATNバングラのムンニ・シャハさんなど、女性レポーターも夜中まで大統領官邸前の路上でがんばってる。さすがに今日などは、ニュース重視のチャンネル・アイなど、動きがあるとすぐ画面が切り替わり、現場中継になります。
毎日こんな状況なので、明日の予定が立てられず、それが本当に困りますねー。出張者が来て、一緒に活動現場を見る予定になっていたりすると、ますますもって困ります。
学校の授業も遅れ、試験もできず、商売にも差し支え、地方との移動ができないので親戚の結婚式や葬式にも行けず、みんな大弱り。バスターミナルでのストリートチルドレンのための青空学校も、この状況ではお休みするしかありません。
しかし選挙人名簿は偽名だらけ、選挙管理委員はバイアスがかかった人ばっかり、というのもまた困りますしね。そもそも戸籍もない、住民票もちゃんとしてない、出生登録も死亡届もちゃんとしてない状況で、選挙人名簿をつくることからして至難のわざです。
このところ否応なしに毎日辞書を傍においてテレビのニュースに張り付いているので、「シュスト・ニロペッコ・ニルバチョン(平和的で公正な選挙)」とか「ションビダン(憲法)」とか「プロダーン・ウポデシュタ(チーフ・アドバイザー)」とか、いろいろ単語を覚えられたのはよかったんですけどね…。それぐらいでしょうね、いいことは。
夜1時になって、14党連合は明日木曜日も交通封鎖を続けるかどうかは、明日の朝決定する、と発表。もー!
今日何回目の「もー!」かもう忘れた。