きのうもう寝ちゃう、と言って大統領演説の結果をここに書かなかったのですが、昨夜のブログを書いた直後、夜11時15分ぐらいにテレビにはためく国旗が大写しになり、国歌が流れてイアジウッディン大統領が現れました。
結果、非常事態宣言に加え、選挙管理内閣のチーフアドバイザーを兼務していた大統領がその職を辞任すること、他のアドバイザーも辞任し、選挙管理内閣を2~3日中に再編成すること、当面のチーフアドバイザー代行は大統領以外のアドバイザーの中で最年長のフォズルル・ホク氏がつとめること、1月22日に予定されていた選挙の日程は延期し、新選挙管理内閣があらたな日程を決めること、などが発表されました。
昨夜からしばらくの間、夜11時から朝5時まで、夜間外出禁止となります。でもまあ、もともとそんな時間にあまり出歩かないからべつに支障はないかな。(救急車、医者、ジャーナリスト、海外への飛行機に乗る人、とくにメッカへの巡礼者などは夜間でも動けます。ただし身分証明書が必要)
非常事態宣言、というとモノモノしいですが、昨日大統領が発表した内容は、ほぼアワミ連盟側の要求を呑んだものになっていて、これでBNP側の激しい反発がなければしばらく少し落ち着くのかな、と思います。(まだまったく油断はできませんが…。)
金曜日の今日、窓の下では魚売りの声がのどかに響き、リキシャがちりりんと行きかい、人々はフツーに出歩いております。非常事態宣言が出たから逆に安心して出歩けるようになったというべきか。
とりあえず、来週予定している地方出張はキャンセルしないですみそうです。