先日このブログにも書いたとおり、最近なんだか疲れがたまってぐたっとしていたのですが、その後立て続けに3件のダッカ在住日本人の方が(べつに私のグチっぽいブログを見たから、というわけではなく)ご自宅に誘って手作りの日本食を振る舞ってくださり、日本語でいろいろ話が弾んだこともあって、だいぶ元気を取り戻しました。お心遣い本当にありがたかったです。おいしい手料理のパワーとか、楽しみながら人と食事することで得られるエネルギーって確実にありますね。ひとりじゃ食事も味気ないですし。

かつて私は「駐在員の妻」として海外にいた時期もあり、その当時は日本語教師などのボランティア的な仕事も多少やりつつ本業は主婦、という感じで、友人や夫の同僚、仕事関係のお客さんに手料理を振る舞うこともよくやっていました。15人分ぐらいの料理の献立を考えて、用意して人を招いたり、エビのすり身だんごや厚揚げやこんにゃくまで自分でつくるところから始めて鍋一杯のおでんを作ったりもしていたのに、今はなんでこうも料理しない人になっちゃったんだろ、と自分で思います。スパゲッティにレトルトソースかけて終わり、みたいな夕食ばっかりで、人に料理を食べさせてた私とは別人みたい。夫は日本でちゃんと料理しているらしいのに。

考えてみたらダッカに来てから自宅にお客さんを招いて夕食を振る舞う、ということをほとんどしていません。ご馳走になるばっかり。

顔ぶれを考えながらお客さんを招待して、喜んでもらえそうな料理を考えて、心を込めて料理して、振る舞う。そういう温かい気持ちとか心の余裕を失くしているとしたらナサケナイ。でもやっぱり余裕がなかったのね。

明日からインド出張で1週間留守にしますが、帰ってきてちょっと落ち着いたら、新しいテーブルクロスとお花でも買って誰かを夕食に招いてみようかな。そんなことを考えるということは、だいぶ元気が出てきたってことでしょうね。