明日25日土曜日も、朝6時から夜11時まで外出禁止令が「緩和」されることがニュースなどで流れています。「夜間のみ外出禁止」と言わずに、「早朝から深夜まで緩和」という表現をするところが戦略なんでしょうけど、なんだかもったいぶった感じですね。まあ要はおとなしくしている分には日中自由にしていいけど、何かあればまたすぐ強行手段をとる体制はくずしてないぞ、と言いたいのでしょう。
この知らせと同時に、今回の騒ぎで延期されていたHSC(12年生までの課程修了の共通試験)などの試験結果発表を26日(月)に行うことも流れているので、このままいけば来週は平常な日々が戻りそうな感じです。
週の休日である金曜日の今日は、朝8時から夜10時まで外出令禁止緩和、ということで、朝のうちは大雨のせいもあって人出は少なかったものの、午後や夕方は買い物などで出歩く人も多く、いつもの金曜日のようなのんびりムードが戻っていました。
ただし、外出禁止令の影響でただでさえ高騰している物価はますます上がり、バングラデシュの食卓には欠かせないカチャ・モリーチ(青唐辛子)が、キロあたり200タカ(約340円)もするほど。外出禁止令が続けばますます物価は高騰し、人々の不満も高まることを考えれば、政府もそうそう外出禁止令を続けることはできないでしょう。
一方、ダッカ大学、ラッシャヒ大学の教授が計5名治安部隊に連行され、まだ解放されていません。外出禁止令はそれほど続かないだろうと思われますが、大学の閉鎖はいつまで続くのか、今後も大学関係者が拘留されるのか、気にかかります。