先週ダッカ大学に端を発した全国的な暴動のため、ダッカを含む6都市で出されていた外出禁止令は、昨夜から解除されました。一見したところ、街の様子はすっかり普通に戻っています。

しかし、ダッカ大学はじめ、学生の抗議行動が起こった国立大学の授業がいつ開始されるのかは不明なまま。私立大学は授業を続けていますが、国立大学の学生は寮からも追い出されたきり戻れずにいます。

騒ぎが広がった22日木曜日の夜、8時までに寮から出るように言われたダッカ大学の学生たちは、騒動のなか急に田舎に帰るわけにもいかず、多くが友人・知人の家を頼って居候しています。

わがダッカ事務所のスタッフの話を聞いても、「うちにも一人学生が居候してるのよね」「うちは学生の荷物を預かっている」といった調子です。

国立大学は先週末から試験が始まるはずでしたが、それも中断されたまま。学生たちは勉強したくてもできない宙ぶらりんの状態におかれたままま、大学再開の知らせを待っています。