2月に内本職員に権限を移譲して、2ヶ月。今日ダッカを発ち、31日には日本に到着する。
約2年の駐在期間大変なこともあったはずなのだが、結局楽しいことしか思いだせない。人間は都合よくできているものだとある意味感心する。
先日私の好きなある人の文章を読んだ。それは「人の本気スイッチはいつ入るのか」というテーマであった。本当に追い詰められた時、その人のなりの底力が出せる。ただ、助けようとする人が回りにいたとしても、本人がその気にならない限り、助けにはならないのだ、と筆者は言う。私も自分の経験から本当にそうだと思う。
バングラデシュは、いい意味でも悪い意味でも、みんな本気で生きている。「スイッチ」が常にオン。そんな人たちに囲まれて、私も自然に相手と本気で向きあうことを覚えた。
仕事の上でたくさんケンカもした。スタッフを叱って、励まして、成果をみんなで共有して、結局自分が一番励まされていた。お陰で2年前より少しだけ成長して帰国することができる。
こんなにおもしろい環境で仕事をする機会に恵まれたこと、強烈な上司(私)と一緒に仕事をすることを許してくれたスタッフ、パートナー、すべてのことに感謝して、ダッカを離れることのできる自分は本当に幸運だと思う。
最後にみんなに、ショバイケ・オネック・オネック・ドンノバッド。
*これまで不定期にしか更新できなかったブログを読んでいただいた皆様に深く感謝して、最後のご挨拶といたします。本当にありがとうございました。