内山駐在員のブログにもありましたが、この季節、ダッカと農村部の温度差はかなり激しいものがあります。内山さんが紹介していたイショルゴンジ郡への出張は私も一緒に行ってたんですが、フリース、厚手のカーディガン、ショール、靴下など持っていっていたにもかかわらず、最近寝不足続きだったのもたたって、風邪引いて洟ずるずるで帰ってきました。(そこは気合で一晩で直しましたけどね)
ダッカは都市熱による温暖化で、10年ぐらい前にくらべてかなり冬の気温が上がっているそうです。それで商売に直撃を受けているのが布団屋さん。先日英字紙Daily Starのダッカ版に出てたんですが、伝統的なお布団(日本の綿の布団と似たようなものです)の売り上げがめっきり落ちてるんだそうです。理由のひとつは以前に比べて暖かくなり、冬でも厚い布団がいらなくなってきたから。もうひとつの理由はフリースなどの安い毛布が出回るようになったからです。布団は洗えないけど、毛布は洗えますしね。
ダッカは圧倒的に暑い季節のほうが長いので、その間布団屋さんは黙々と布団を作りためて冬を待つわけですが、冬になっても布団が売れないので商売あがったりです。昨年のように異例の寒波が来ると、大半の人は困るんですが、布団屋さんにとってはビジネスチャンス。今年はそれほど寒くないので、あまり売れないでしょう。
果たして10年後、ダッカの布団屋さんは何件生き残れるか…。そういう事態になってます。