皆さま、明けましておめでとうございます。
バングラデシュでは昨年末に行われた歴史的な総選挙が大きな混乱もなく終わり、ダッカも平和な新年を迎えています。バングラデシュでは4月14日のベンガル新年がお正月として祝われ、カレンダーの1月1日は”English New Year”と呼ばれて祝日にさえならないのですが、それでも大晦日の夜中から新年に日付が変わる瞬間は多くの若者たちが屋上からロケット花火を飛ばしたり、大通りに出て歓声を上げたりして新年を祝っていました。
写真は農村で撮った子牛です。7年ぶりの総選挙を経て、バングラデシュはようやく民主主義国家としての新たなステップを踏み出したところ。まだ頼りなくてちょうどこの子牛ぐらいの感じでしょうか。老若男女、国民の多くが早朝から投票所に足を運び、自ら選んだ政府が、病にかかったり、栄養失調に陥ったり、間違った道に踏み込んで迷子になったりすることなく、元気に堂々と大きく育っていきますように。
そして転換期にあるバングラデシュでシャプラニールも自らが果たすべき役割をしっかりと自覚しながら、思い切って新しいチャレンジをしていきたいと思います。
2009年、難しい課題があふれる世界の末端で、もっとも大きなしわ寄せに苦しむ人たちが、自らの足で立ちパワーアップしていく過程に私たちの仕事が少しでも貢献できますように。私たち現場の駐在員とダッカ事務所の職員が、時流を見極める感性と、正しい判断力と、影響力ある仕事を実現できる実行力を持って歩むことができますように。東京事務所と効果的に連携しながら、支援してくださる皆さまに活動に参加している手応えを感じていただけますように。
シャプラニールの支援者の皆さま、このブログを読んでくださる皆さま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。2009年が皆さまにとって素晴らしい一年になりますように。私自身にとっても駐在最後の年、今年の半ばには帰国することになると思うので、悔いのない日々を過ごしたいと思います。このブログにも、今年もよろしくお付き合いください。