4月25日、ネパールで大きな地震が発生して既に20日以上が経過。隣国で起きた大きな災害に心を痛めるバングラデシュ人も多い。ダッカ事務所スタッフ本人やその友人、パートナー団体、在住日本人の方々から支援寄付が集まり、現在20万タカ(約30万円)近くに達している。
<手描きのポスターを手にするサウスカリ女子高校の学生>
私たちは2007年からバングラデシュ南西部バゲルハット県ショロンコラ郡で活動を行っている。サイクロンシドルで大きな被害を受けた地域での緊急救援に始まり、被災地の復興支援、その後住民主体の防災活動を実施している。住民や行政に防災に対する関心と知識を高めてもらい、具体的な減災行動へつなげる狙いのもと、小学校・中学校での防災教育の実践や地方行政とのコラボレーションを行っている。
4月29日、ショロンコラ郡にあるサウスカリ女子高校の学生有志の呼びかけで、ネパール震災の被災者を応援する集会を行った。学生で作られたフォーラム(サークル的なもの)が、手描きのポスターを作製。全生徒、教師、学校運営委員会メンバーが集まり、校庭でヒューマンチェーン(人の鎖)をつくり黙祷を捧げた。
手描きのポスターに書かれたメッセージは次のようなもの。「ネパールの人たちの悲しみが勇気にかわりますように いつもあなたたちのことを思っています」
国を越えた人の想い、大切に受け止めて私たちの活動に活かしていきたい。