金曜の午後からバングラデシュに雨を降らせていたベンガル湾上で発生した低気圧が、昨日サイクロンに発展してReshmiと名づけられ今朝クルナ-ボリシャル沿岸部を通過しました。

Sidrほどの規模ではなかったものの、私たちが復興支援活動を実施しているバゲルハット県ショロンコラ郡のサウスカリ・ユニオンでも人々は昨夜2時ごろからサイクロン・シェルターに避難。Sidr襲来時に高潮で水が溢れたバレッショル川の水位も、今朝の時点で堤防の高さぎりぎりまで来ていたということです。

サイクロンが同じ場所にしばらくとどまったりするとさらに大きな被害が出る恐れがあったのですが、すでにReshmiは上陸後勢力を弱め、低気圧となってダッカ方面に抜けたということです。ダッカでは今もどんより曇っていますが、風もほとんどなく雨も降っていません。

サウスカリの状況は復興支援実施中のパートナー団体JJSからのアップデート情報を待っています。昨夜は現地事務所の一階の備品などをすべて二階に避難したということでした。

英字紙Daily Starインターネット版の速報によれば、2名死者が出たとありますが、どの地域とは書かれていません。作物や家畜の被害も気になります。被害状況の全体像がわかるのは明日になってしまいそうです。